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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

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ザラターンの冒険日誌

2023-08-12 11:17:27.0 2023-08-12 21:02:40.0テーマ:その他

折れた魔剣(2)(ver6.4までのネタバレ注意)

碧空に砂塵舞う。

折れた愛用の剣を鍛え直すため、
おれ達は魔界へとやって来た。

まず訪れたのは…『混沌の新興国』と称されてもいる砂の都、ファラザードだ。


『 って…ネクロデアに
  行くんじゃないのかよ。


ツキモリの鋭いツッコミを受けて、
おれは苦笑した。


『 いやあ…それがな。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 この剣を鍛えてくれたのは
  確かにネクロデアの人なんだが…

  彼があそこのどの辺に住んでるのか、とか
  何処に行けば会えるか、とか
  実はまったく知らないんだ。

  だからまずは情報を集めようと思ってね。
  あっはっは…


『 行き当たりばったりかよ。
  連絡先の一つくらい
  交換しておけよ!


『 面目ない…
  苦手なんだよなあ、
  フレ申請とか、そう言うの。


冒険者になって長いが、
こちらから申請を送った事って
数えるほどしか無いような気がする。


『 ザラさんて、そゆとこ
  結構ヘタレだよねー

『 う、うるへぇ~…


呆れ笑いのエスタータに返す言葉も無く、
つい情けない声を上げてしまう。
まったく、我ながら冒険者に向いてるのか
向いてないのか…


『 そ、それよりほら!
  街門が見えて来たぞ!


とりあえず、おれは
逃げるように話題を変えることにした。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


門を潜ればすぐに、
人混みの喧騒が耳を突いた。
雑多な建物と大小様々なテントが立ち並ぶ
砂の都のメインストリート…
『砂漠のバザール』が盛大に我々をお出迎えだ。

あいも変わらず…いや、滅神の去った影響か、
記憶が確かなら以前に増して活気ある光景だ。


『 ほぁー!賑わってるねぇー!
  これ全部お店?すごっ!

  それに、遠くから聞こえるあの曲…
  何の楽器の音だろ!?
  聴いたこと無い音っ!!


街並みを一目見るなり目を輝かせて、
猪のごとく駆け出さんばかりの
吟遊詩人の襟元のスカーフを、
ツキモリが素早く後ろから、むんずと掴んだ。


『 ぐえっっ!?


『 待て。一人で行くな。
  魔界を舐めんじゃねえ。
  ファラザードは一応、
  親アストルティアの国ではあるが…
  それと治安とかとはまた別の問題だぜ。

  ほら、財布は首から掛けて、
  常に確認できるようにしてろ。

  商人どもの口上は、まず疑ってかかれ。
  ぼったくられたり変な物掴まされる。
  あいつらにとってお前らなんて、
  カモネギそのものなんだからな。
  
  あと…用がないなら
  裏通りには絶対近づくな。
  よそ者が怪しい動きしてると、
  最悪バラバラにされて、
  外の大ガラスどものエサだぜ。

  それと…


喋りながらも、魔族はテキパキと
エスタータの身なりを
魔界観光仕様に整えてゆく。


( 世話焼き母ちゃんかな…


『 もー!
  心配しなくてもだいじょぶだって!
  魔界は初めてだけどさ、
  あたしだって、これでも色んな街
  渡り歩いてきてんだから!

『 お前の言う『大丈夫』は信用ならねぇんだよ、
  くそ雑魚ナメクジ!

『 まーたそれ言うー!!


『 ま、まあまあ。 
  はぐれなきゃ多分、平気だろう。
  ぼちぼち行くとしようぜ?
  な!


面倒な事になりそうだったので、
二人の間に割って入る事にする。

二人はおれを一瞥した後、不機嫌そうに
そっぽを向くのだった。


先が思いやられるが…
こうして、ネクロデアの我が知り合い、
『デッドリー男爵』についての
情報集めは始まった。


しかし…この時おれ達は、
こちらに向けられた
とある人物からの鋭い『視線』があった事に
まだ気付いてはいなかったのである。


~つづく~

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