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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

ライブカメラ画像

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ザラターンの冒険日誌

2023-09-02 22:35:46.0 2023-09-02 22:43:36.0テーマ:その他

折れた魔剣(5)(※ver6.4までのネタバレ注意)

『聞きたい事がある、場所を移そうか』と、
改めて赤毛の男…【魔王ユシュカ】に言い渡され
逃げる訳にもゆかず…

おれ達3人は、言われるがまま連行される
羽目になってしまった。

夕暮れ時。
行き着いた場所は、王宮地下の薄暗い牢獄……
と言うワケでもなく。

では、我々を出迎えたのは一体
なんなのかと言うと。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


( ナン…?

( ナンだな。

( でっか!


…どう見てもナンだった。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


赤毛の魔王に連れて来られたのは
全席、テラス席にて…
煌びやかな宮殿を眺めながら食事ができる
大衆酒場…いわゆるビアガーデンと言うやつだ。


『 いやー、
  いきなり襲いかかって悪かったな。
  とりあえずは楽にしてくれ。
  ここのナンは絶品だぜ?

『 はあ…


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


そう言って、はにかむユシュカ王は、
おれの思う『魔王像』とはちょっとばかり
かけ離れてはいるが…

しかし、人を惹きつける魅力と
カリスマ性を持ち合わせた
ひとかどの人物には見受けられた。


( なるほど、この王あっての
  このファラザードあり、と
  思えば腑に落ちるってもんか。


しかし、一国の王にもてなされて、
おれはどう振る舞うべきか。

作法としては、この場合どうすんだっけ…?
雇われ騎士時代に叩き込まれたはずの、失われし
マナー講座を必死で思い出そうとしていると…


『 わーいいただきまーす!
  ホントだウマっ!

( あ、こら…!


全くブレない吟遊詩人。
肝が据わってるのか、何も考えてないのか。

しかし、そんな彼女を見て、魔王は
声をあげて笑っている。
付け焼き刃の作法の方が、彼の場合は失礼になるか。
ツキモリと顔を見合わせて、おれは肩をすくめた。


☆   ☆   ☆


魔王ユシュカの知りたい事、それは…


『 街を巡回してたら、
  魔族とアストルティア民がつるんでる
  珍しい集団を偶然見かけてな。
  
  ちょっと様子を見てみたら…
  何やら『ネクロデア』について
  調べて回ってるみたいじゃないか。

  あそこは俺の幼馴染の故郷でな。
  俺もガキの頃はずいぶん世話になった。

  だから…万が一、
  良からぬ事を
  企んでいるようなら、と…

  ボンジリ…ああ、あのピエロの魔物な。
  あいつに後をつけさせたのさ。
  あとはお前らも知る通りさ。


『 そう言う事でしたか。


『 ああ、だが直接会ってみて分かった。
  お前ら、特に悪い奴ではなさそうだ。


人を見る目は確かなんだ、と魔王はニヤリと笑う。
良く分からんが、すごい自信だ。
  

『 だが、何をするつもりなのかは
  気になってな。
  それで来てもらったのさ。

『 なるほど、分かりました。


…隠しても仕方がないし、隠す理由も無い。
変に繕っても、見破られそうでもあるが。
ともかく、おれは正直に全て話す事にした。


『 ほう、剣を…?

『 実物を見てもらうのが
  手っ取り早いかと。


王に、折れた剣を納めた鞘を手渡す。
彼がその剣を抜き放ち、
しげしげと眺めていると…

また、先程聞こえた、あの
『囁き声』が聞こえて来た。


“ これは…間違いありません。
 剣自体はアストルティアの物ですが、
 確かにネクロデアの技術を用いて
 鍛えられている… ”

『 だな。
 

王も、相槌を打つ。
見れば明らかに、王の帯刀する、
あの絢爛な魔剣と会話している。


“ 君…デッドリー男爵を
  探していると言ったね?
  …生きて…は勿論いないだろうが、
  彼は健在なのか? ”


ふいにその魔剣に語りかけられ、
情け無くも、おれは少々面食らってしまった。


『 えっ!あ…


“ 失礼。
  私の名は【ナジーン】。
  魔王ユシュカの副官の魂が、
  死後、この魔剣に嵌め込まれた宝石に宿った…
  そんな存在だと
  思ってくれるといい。 ”


『 ナジーン…魔王ユシュカの副官…


…聞いた事はあった。
ファラザードには優秀なNo.2…
隻眼黒衣の副官がいると。


( そうか、黒衣の…!


☆   ☆   ☆、 ☆   ☆   ☆


先程見た白昼夢…あれはおそらく、
剣に宿ったナジーンの魂が見せた
記憶の残滓だったのだろう。


…折れた剣を返しながら、魔王は語る。


『 さっき言った『幼馴染』がコイツさ。
  ナジーンはな。
  ネクロデアの王子様だったんだ…


『 なんと…!


~つづく~
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