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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

ライブカメラ画像

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ザラターンの冒険日誌

2024-05-03 22:37:26.0 2024-05-05 20:02:50.0テーマ:その他

天星(10)(ver6範囲までのネタバレ注意)

『あの方が、この座標を狩猟場に定めた』
満身創痍のヒト型のジア・クトは、
そう言って不気味に微笑む。


『 あの方、だと?


『 ククク…そうだ。
  後悔して散る事になる、お前達は…!
  大人しく我々に狩られていた方が、
  まだ幸運だった、と…!

  我らが師団の長…
  ジア・イロnぐげらッ!?

『『『  !!?  』』』


我々がジア・クトに耳を傾ける、そのさなか。

奴は…突如、上空から降下してきた
巨大な『何か』によって、
『押し潰され、砕け散った』。


そして、その『何か』は、
ジア・クトを粉砕してなお、
その質量のせいか、勢い余って
地面に大穴を開けつつ、
轟音を立てながら地中へと沈んで行った。


一瞬の出来事に、言葉を失う我々。

現場には、その大穴だけが残されたのだった。


『 な、何が起こった…!?

『 いま、何か降って…来たよね?


大穴を恐る恐る覗き込もうとする
エスタータを、誰かが慌てて諌める。


『 待って!穴に近寄っちゃダメだ!
  異様な気配がする…!


一同、警戒しつつ、武器を構える。


( 大穴から、確かに感じる。
  強大な殺気と、プレッシャー…!


場にヒリヒリとした緊張が走る。

横目に、先程から我々の戦を
虎視眈々と眺めていた
試練場のホワイトパンサーが、
全身の毛を逆立たせて走り去るのが見えた。

それを見て おれも己の尻尾が本能的に
丸まりかけていたのに気付いて、
慌てて尻尾の先まで気合いを入れ直す。


( だ、誰にも見られてないよな…?


キョロキョロしてたら、丁度目線の先に
我が尻尾があったらしきプクリポと、
目が合ってしまい…

向けられる生暖かい眼差しに、
苦笑いと、咳払い一つ。

丁度その時。


『 来るぞ…気をつけろ!


邪気を読んだ魔剣士が、
警戒の声を上げた。

程なく、大穴の底から、
残響を伴った、野太い声が聞こえてくる。


『 “ジア・ジィヤーンプ“ッ!!


そしてその声と共に、
大穴から巨大な影が躍り出るのだった。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


飛び出した巨大な影が着地すると同時に、
試練場に地響きが起こる。


( でかいな…普通のヒト型ジア・クトの
  ざっと四倍はある。
  と言うか…この姿…


『 グハァァァァ…!!


巨大なヒト型ジア・クトは、
状況を確かめるようにぐるりと首を回した。

そして我々を確認すると、
満足げに、邪悪な笑みを浮かべる。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 やあ…はじめましてェ…
  ゆりかごの末裔諸君ン…

  ボクの名前は『ジア・イロン』。
  頼むよォ、ぃよろしくゥ…!


『 やはり、お前がイロンなのか!

『 おやァ、光栄だねェ、
  知られているなんてェ…!


遂に現れた、この戦の敵方の総大将。
しかし、この姿はまるで…

耳まで裂けた口に、
後頭部が突き出したスキンヘッド。
鎧のようなモノを纏った身体は、
その色こそ、まるで鉄の様に鈍色に輝いてはいるが…

( なあコイツ…
( ああ、ソックリだよな。


緊張の走る天使勢を尻目に、
遠い目で騒つく、冒険者勢。


『 じぇる…っ!むぐっ!


隣のプクリポの口を、さっと塞ぐ。

こちらの空気を知ってか知らずか、
イロンは大仰に両手を広げて語り出した。


『 ところで諸君ン、
  ボクは探しているンだよォ…

  あの高慢なルミナや…
  クソ生意気なサフィルとルーベを
  破壊したって言う…
  『エックス』ってぇ個体をォ…!

  だって、ソイツを破壊すればァ…
  最強って事になるだろう?
  この、ボクがさァ…!


『 あの人は、貴様の趣味に付き合う程
  暇ではない!!
  我らが相手だッ!


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


そう言って冒険者の一人が呪文を唱えると、
なんとイロンよりも更に巨大な竜へと
その姿を変えた。


『 “ドラゴラム“!? 

『 竜族でも無いのに、これを使える魔法使いが
  居るなんて!


歓声が上がる中、
巨竜は、先手必勝とばかりに翼を広げ、
猛然とイロンへと襲いかかる。


『 ふぅん…面白いねェ、ソレ!


だがイロンは、
邪悪な笑みと共に巨竜を見据えると、
その場で深く腰を落とした。


『 “ジア・パァァァンチ“!


巨竜の腹に正拳突きが刺さる。その一瞬後。
奴の拳から衝撃波のようなものが見えたと思うと、
竜は瞬く間に吹っ飛び、
背後にあった木々を五、六本へし折りながら
地に伏せ、そのままピクリとも
動かなくなってまったのだった。


凍りつく試練場。
僧侶が慌てて蘇生に走るのが見えた。


~つづく~
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