目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}{{ optionalYear }}
    {{ entryTitle }}  {{ charaName }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}
    {{ charaName }}

ザラターンの冒険日誌

2024-06-08 11:01:22.0 2024-06-09 08:16:19.0テーマ:その他

天星(19)(ver6範囲までのネタバレ注意)

深翠の試練場低空の、とある浮き島。
風が運ぶは、爽やかな新緑の香りと…
死を呼ぶ、戦いの音だ。


ツキモリの呪文に望みをかけて。

ジア・イロンとの果てしない決戦も、
ついに大詰めを迎えようとしていた。

時間稼ぎは順調。
しかし、おれにはまだ一つ懸念があった。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


怒りに任せ、おれ達を仕留めようと躍起になっていたイロンの動きが、ふと止まる。


『 ぬゥ…!
  このエネルギー反応…

( く、やっぱりか!


…そう。奴は先程も、ツキモリの唱える呪文の完成に先んじて気付き、それを阻止してみせたのだ。

ツキモリが『あわよくば足止め』と言ったのも
おそらくは再び訪れるであろう
この事態を危惧しての事!


『 相反する属性値のォ…
  急激な同時上昇!

  【対消滅】か、狙いはァッ!


奴はついに、
少し離れた岩陰に潜んでいた
ツキモリの存在に気付いたようだ。

  
☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 小ォ賢しいッ!
  どけィ!蝿どもォォッ!!
  

ツキモリを阻止すべく走るイロンの前に
おれは立ちはだかる。ここが正念場だ。


『 言ってる事の意味は解らねぇが
  行かせるかよッ!


奴が一瞬おれに気を取られた隙を突いて
ゲンが跳躍し、背後から素早く斬りかかる。

だが奴は、ゲンを裏拳で捉え、
いとも簡単に吹き飛ばしてしまった。


『 ぐおーーッ!?


今のを易々と喰らうゲンでは無いはずだが…
ここにきて、焦りが出てしまったか!?
いや…イロンもそれだけ必死という事か。


『 く…!


ゲンの安否は気にかかるが、
ここを抜かれてしまえば全てが水の泡。

目を凝らし、耳を澄ませ…
全神経をイロンに向ける。


( 見極めろ、次はどう来る…!


一瞬後、奴がニヤリと笑い、
息を吸い込むのが見えた。

これは…あの時と同じ『喝破』…!

おれは反射的に剣を逆手に持ち替え、
両手で思い切り、奴の足の甲めがけ突き刺した。


『 うぉおおおーッ!!

『 ぬぐゥゥオァァッ!!?


奴の勝利の雄叫びだったはずの喝破は、
たちまち悲鳴に変わる。

そのまま大地に縫い付けんと、
おれは剣を握る両腕に渾身の力を込め続けた。


『 離せ、離せ雑魚がァァ!!

『 ぐはっ!!


我が背中に、何度も凄まじい衝撃が走る。
奴が拳を叩きつけてきているのだ。

おれは血を吐いて大地に叩きつけられ、
這いつくばる格好になってしまうが…

それでも。この手を離すわけにはいかない。


( 守り通せ、今度こそォッ!!!


焦りながら殴打を続けるイロン。
おれは固く歯を食いしばる。


『 ぬァァぜだァッ!
  半死半生のクソ雑魚の剣が、
  何故抜けんンッ!?

『 抜けるかよ…!!
  この剣にはァ…ッ
  【魂】が!!
  込もってんだッ!!

『 理解不能ォォオッ!!
  なァらば、キサマの
  その腕ごともぎ取ってェッ…


…不意に、おれの肩を掴もうとした
イロンの言葉と、その動きが止まった。
不思議に思って様子を確認すると…


なんか…奴の後頭部に、
硬質のブーメランが刺さっていた。


『 へっ…!
  ちったァ頭が…
  賑やかになったじゃねェか、
  なあ?タコ野郎…!


どうやらイロンの背後から、満身創痍のゲンが
“レボルスライサー“を投げつけたらしい。

もしかして、さっきの裏拳は
この隙を掴む為、わざと食らったのだろうか。


『 き、キサマァァッ!!

『 おっとタイムリミットのようだぜ?
  逝きな…タコ助。

『 !!


ゲンに気を取られたのが
イロン最後の隙となった形で…


『 上出来だ、お前ら。


ついに、ツキモリの呪文が完成したようだ。


☆   ☆  ☆   ☆   ☆


ツキモリの持っていた
『短剣』と『小盾』が突如消滅したと思うと、
莫大な炎と氷の魔力が奴の両手に集まり始めた。

奴はそのまま魔力を結合、消滅させて
凄まじいエネルギーを生み出し…

そのエネルギーを練って
見事な【 光の弓矢 】創り出した。


『 本来なら お前を消せる程の威力には
  ならねェんだろうが…

  この『火精の短剣』と『氷精の盾』を
  犠牲にすれば…今の僕でも
  それが出来る魔力を生み出せる。


  “ 極大消滅呪文“…


  僕の最後の切り札ってヤツだ。
  この距離なら、外さねェ。


『 お、おのれェェッ!
  我が名はジア・イロン!
  ジア・クト最硬の…
『 例えお前が『オリハルコン』の
  強度だったとしても!
  この矢は確実にお前を貫く!
  終わりだジア・クト…


  “ メドローア“ッ!!


~つづく~
いいね! 18 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる