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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 133

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ザラターンの冒険日誌

2024-08-17 23:10:08.0 2024-08-18 14:15:58.0テーマ:その他

創生と創失・上(※ver7.0までのネタバレ注意)

源世庫パニガルム、
新たに発見されたエリアの外郭。

全てを凍結させんと言わんばかりに、
場には極低温の乱流渦巻き
猛吹雪が吹き荒れている。


『 皆、戦場の内側に寄れ!
  外輪部に居たら たちまち
  氷像の出来上がりだぞ!


誰かが叫ぶが早いか、
即席で結成された、
『源世庫調査団の冒険者達』は、
ドーナツ型の外郭の中央、内輪部へと
素早く集合する。


『 さ、最近、暑っついからさあ!
  ちょっと涼みたいな~、とは思ってたけど!?
  コレは や、やりすぎ…ひえっ、ナニコレ!?


悪態を吐いていた武闘家の娘の足下から突如、
有無も言わさず巨大な氷柱が迫り上がりはじめる。
彼女は慌てて その場から跳びのいた。


『 うっへェー!
  さっさとケリを着けねーと…
  冷凍庫パニガルムなっちまうぜェェイ♪


旅芸人が、降り掛かる氷の礫を
アクロバティックに回避しながら、
どこか楽しそうに
手に持つギターをかき鳴らす。


『 そうしたいのは山々なんだがよう!
  コイツ……ッ!


攻めあぐねた道具使いが唸る。
冒険者達は、ドーナツの中央に居座る、この
『真夏の吹雪の元凶』を、改めて睨み付けた。



☆    ☆   ☆   ☆


吹雪の元凶…

我々と対峙するは、
普通の竜の何倍もの巨躯を誇り、
その巨躯をまるで鎧うように氷で覆っている
新種のドラゴンである。


調査団は、この巨竜に

【冥氷竜ジェロドーラ】

と名付けた。


『 こっちの攻撃が…
  全く効いてねえのか?


戦士達が猛攻を仕掛けるも、
ジェロドーラは全く怯む様子も無く、
ゆっくりと、大きく息を吸い込んでゆく。
あれは…!!


『 まずい!
  皆、おれの後ろへ!!


おれは一歩前へと踏み出して
“仁王立ち“した。
“パラディンガード”を併用し、
奴の吹雪のブレスを、この一身で引き受ける。


ブレスを どうにか凌いでいる間に、
後列で戦況を分析していた賢者が、
この状況に光明を見出したようだ。


『 解りました!
  氷柱です!どうやら あの『大氷柱』から
  奴に、護りの魔力が流れ込んでいる…!

『 つまりアレを壊せば…

『 攻撃が通るのね!!

『 っしゃあ、それさえ解りゃあ!!

『 イェイ♪
  皆で かき氷大会と洒落込むぜィ♪


かくして、士気を取り戻した冒険者達は、
一斉に反撃へと転じたのだった。



☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 ぶえっくしっ!!
  さ、さぶ…!


戦い終えて。

帰り道の天星郷に吹く、
そら寒い一陣の風に…
たまらず くしゃみを一つ。
どうやら、大分体を冷やしたらしい。


動いていれば少しは温まるか、と、
おれは 剣の素振りを始める事にした。

そして無心に剣を振るまま、
おれは己の世界にのめり込んでいった。


☆   ☆   ☆   ☆


剣を振りながら おれは、先の戦での、
『ジア・クト念晶体』の幹部との
戦いを思い出していた。


…奴との実力差は、明白だった。

おれ一人の力では到底、敵う相手では
無かったのは、言うまでもない。
相手にすらならなかった、と言うやつだ。


( それでも…


“ 剣に星光纏わせてェ…!
 『守り人』にでも成ったつもりか、
 ゆりかごの末裔がよォォッ!! “


奴の言葉が脳裏に蘇ってくる。

そう、この おれの剣で…
奴に明確なダメージを負わせた事も、
数える程ではあるが、あったのだ。


( あの時の感覚をモノにできれば
  おれはもっと、強くなれるはず…


『 剣に星光、か。


剣持つ手に力を込め、
剣先に光の闘気を集中させてみるが…
あの時のようなチカラを、
微塵も出せる気がしてこない。


( …どうやってたんだ、
  あん時の おれ…!?


技のコツを まんまと掴み損ねている
己に苛立ちながら、
がむしゃらに剣を振り続ける。


『 おお、精が出るなあ、ザラよ。
  源世庫の調査、ご苦労さん。

『 うおっ!?


…知り合いの 天使のおっさんが
通りかかったのは、そんな時だった。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 なるほどなあ。
  そんな事が。

『 ああ、あの時の技法をモノにできれば、
  と思ってるんだけど…
  なかなか、な。

『 やめておけ。


力説する おれを一瞥し、
おっさんはキッパリと言い放った。


『 な、なんで?


我が疑問の表情に、おっさんは
したり顔で笑う。


『 話を聞いた限り…
  貴様のそのチカラの使い方は、
  かなり危険だ。

  そのチカラを無闇に使い過ぎれば、貴様…

  最悪『消える』ことに なりかねんぞ。


『 …えっ?


~つづく~
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