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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 133

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ザラターンの冒険日誌

2024-11-02 11:27:09.0 2024-11-02 11:51:49.0テーマ:その他

砂の記憶(7)(ver7.0までのネタバレ注意)

巨大な砂時計のモニュメント、
『永久時環』が、陽の光を反射して煌めく、
晴天のキィンベル、中央広場。

多くの人々が集うその広場の中心で、
声高らかに演説するは、もちろんー…


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


此度の『お披露目式典』の発起人である、
エテーネ王国の代表、メレアーデ王女…
の『はず』、だ。


いや…というのも……


( 遠目すぎて、
  豆粒くらいにしか見えん…!


近くまで行けないのは この人混みのせい、
というだけでは無く…


式典を締め括る この演説の場には、

『 今、この広場こそが世界の中心である 』

と言い切っても過言にならない面子…具体的には、
各国の王族を中心とした要人達が集っているのだ。
当然、厳重な警備網が敷かれていた。


( エテーネの近衛だけじゃない。
  ありゃあガートラントの聖騎士だ。

  それにあのノーブルハットは、
  ヴェリナードの魔法戦士か?
  
  姿は確認できないが、
  きっとエックスさんも居るだろうし…

  仮に魔王の一人や二人、来襲したって
  返り討ちにできそうな、
  そうそうたる警備陣だな…
  

…自分で言っちゃあ何だが、
おれのような『異邦人の冒険者』なんて、
真っ先に警戒されて然るべき人種と言っていい。

苦笑と共に、おれは錬金術師を振り返った。


『 残念だけど、不審人物な おれは 
  これ以上、無闇に近づかないほうが良さそうだ。
  アレナ、君ならもっと、
  近くで聴けるんじゃないか?

『 いえいえ。私も、無理には…



☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 …メレアーデ様の晴れ姿を一目、
   見ておきたかっただけですから…


そう言って彼女は、感慨深そうに目を細めて、
広場の中心を眺めていた。


『 …そうか。


これ以上の言葉は なんだか無粋な気がして、
おれも腕を組んで、彼女に習う事にした。

メレアーデ王女の演説は、この距離からでは
あまりよく聞こえてこないのだが…
彼女は それでも満足そうだったので、
まあ良しとしようか。


…そうしてしばらく
王女の演説を眺めた後。

何か思うことが あったのか…


『 あの、ザラターンさん。
  やっぱり、聞いてもらえますか?
  この国のこと。

『 …うん?


アレナは 改めて こちらに向き直り…
ぽつぽつと、先程聞きそびれていた、
このエテーネ王国の事を語りはじめたのだった。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


アレナの語る、
この時代に転移してくる直前のエテーネ王国を
襲った度重なる不幸は、
『凄まじい』の一言だった。

国の中枢…『時見の箱』と呼ばれる存在が
暴走した事に端を発した、一連の事件。

当時の王と共に、突如消滅してしまった王宮。

時見の箱の操る、異形獣と呼ばれる魔法生物の襲来…
挙句の果てに、王都目掛けて突如落下してくる
巨大隕石。

…その混乱の最中、メレアーデ王女の弟でもある
第一王子は命を落として…


…どうあっても滅びる運命にあった
このエテーネ王国。

その運命から逃れるため、古代の秘技のチカラで
島ごと時空転移させたというのが、
この国が、この時代に現れた理由である、と。


( 凄まじすぎて、
  理解が追いつかない…!


そして。
一連の事件とは別に…

彼女の語る話の中に、
ちょくちょく出てきて
どうしても気になってきたモノがある。

おれが気になったのはー…


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆



『 時の指針書 』

と呼ばれる本の存在だった。


~つづく~
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