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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 136

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ザラターンの冒険日誌

2025-02-08 21:42:56.0 2025-02-08 21:47:42.0テーマ:その他

ビジター(3)(※ver7.1までのネタバレ注意)

さて、バカンウグレ遺跡を見下ろせる
展望台のような広場まで辿り着いたはいいのだが…


『 ぬぇえ~、こっから
  まだ歩かないとなんだ…


…眼下の遺跡へと下ってゆくには、
まだ回り道をしたり、古い洞穴を抜けたりしながら
山道を進んで行かねばならないらしく…
一苦労ありそうである。


『 言い出しっぺが
  真っ先に音を上げてんじゃねェよ。


歩くペースを落とす吟遊詩人を、
うんざり顔のツキモリが足早に追い抜いてゆく。
魔族の背中に ぶーたれるエスタータから
荷物を取り上げて、おれも後に続いた。


『 しかし…
  勢いで ここまで来たは良いんだが。

『 あン?どうした。


歩きながら、おれは
ふと湧いて出た懸念を口に出す。


『 いやぁ…あの遺跡って当然、
  ガートの管轄下だろ?
  今回はモノがモノだけに、
  警備だって厳重なはずだ。

  おれら一般人に、その転移装置とやらを
  簡単に触らせてくれるとは思えんが…
  エスタータ、何か策は用意してあるんだよな?

『 ん?…ふふー。


振り返り尋ねるおれに、吟遊詩人は 
いわく有り気に微笑んだかと思うと
次の瞬間、勢い良く拳を突き上げた。


『 頼みこむ!ジャンピング土下座でっ!!



『『『  ………   』』』



『『 こいつ案の定
   なんも考えて無かったーッ! 』』



…というワケで、遺跡までの道中は、
作戦会議を兼ねた旅となるのだった。


『 吟遊詩人の異界親交営業を装って…
『 スーパースターならともかく、
  お前じゃ門前払いだろ。

『 ザラさんが王宮騎士に変装してさ…
『 騎士の帷子、捨てちまったしなあ…

『 しゃらくせえ。
  じゃあ警備のヤツらが
 【偶然、全員寝てた】ってのはどうだ?

『 おいおい いよいよ犯罪めいてきたな?
『 そーいうのは…

『 ふん。なんだ怖気付いたか?

『『 最後の手段で。 』』

『 や、やぶさかじゃねぇのかよ… !


…そんなこんなで。
賑やかな道中を経て、
下層に通じる洞穴の入り口が見えて来た頃。

…事件は急に起こるのだった。


『 ぬああー!お、お助けーッ!!

『『『 !!? 』』』


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


洞穴の奥から おれ達の居る入り口へと向かって、
悲鳴と共に突如、踊り出る人影!


『 …!


『 な、なに!?
  どしたん!?


( あれは…
  人間の…少年か!
  軽鎧に長剣を下げた…冒険者?
  1人か?追われている!?


その少年の後方から、地響きと共に。
洞穴の天井を崩さんばかりに迫り来る巨影。


『 ま、まもっ!デカい魔物がーッ!!

『 引き受けた、そのまま走れッ!
『 こ、こっち!


エスタータの先導で走り抜ける少年と入れ替わりに
おれは抜刀し、洞穴に向かって構える。
ツキモリも短剣を抜き放ち、それに続いた。


☆   ☆   ☆ ☆    ☆   ☆


『 さあて、鬼が出るか蛇が出るか!

『 また厄介事を引き受けやがって。
  それに鬼は お前だろが。

『 そうでした。


ズシン…ズシン…
地響きは次第に大きくなり始め、
ついに巨大な影が おれ達の前に姿を現す!


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


洞穴から現れ出でたのは、
グレープフルーツ色の鱗を持つ、
【ギガントヒルズ】と呼ばれる巨竜だった。

オーガの6倍はあろうかと思われる巨体だが、
強大な力をもつ竜種の中では比較的下位に属する、
そんなに危険では無い存在…
なの…だが…


険しい顔で竜を見据えたまま、ツキモリが囁く。


『 おい、鬼…

『 ああ、ありゃ普通じゃない。


おれもまた気合いを入れ、
改めて剣と盾を構え直した。

そこに駆け足で戻って来たエスタータが、
あっと声を上げる。


『 何あれ…目が赤く光ってる…!
  魔界の魔物?

『 いや…似てるが多分…違う。
  上手く説明できねェが…
  纏ってる精霊力が真っ当じゃねェ!


それだけ語ると、
ツキモリが静かに目を閉じて魔力を覚醒し始める。
どうやら あの竜を、強敵として認定したようだ。

巨竜の方も、新しい獲物を認めて
興奮気味に吠え立てた。

咆哮と共に振動する空気が、殺気と共に
ビリビリと おれ達の肌に突き刺さる。

その殺気を打ち払うように、
おれは力強く、一歩前へと踏み出した。


『 おれが引き付ける。
  二人共十分に気をつけろよ。


勢いのまま一人、
地を蹴って前線へと駆け出す。

仲間達が存分に動けるよう、
まずは己を囮に、あの巨竜を、
狭い洞穴の入り口付近に縛り付ける!


『 いくぞ!
  “ ヘヴィチャージ“!


~つづく~
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