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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 138

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ザラターンの冒険日誌

2025-05-03 22:47:37.0 2025-05-04 00:15:06.0テーマ:その他

ストレンジャーズ(3)(※ver7.1までのネタバレ注意)

空を仰ぎ見れば。
流れる雲の絶え間に星が瞬き、
見た事も無い謎の星座を形取っている。

淡い月明かりの下で
微かに草木を揺らす風は穏やか。
気温も肌寒いってほどじゃあない。


『 やあ、良い夜じゃないか。

『 ここが異世界だなんて、
  まだ実感わかないや。

『 アストルティアの雛形になった世界、
  と思えば似てて当然なのかもな。
  
  
ゼニアスの夜。
ここはレストリア平原とシュタール鉱野とを結ぶ
大きな架け橋に、程近い荒野。

明日からも続く旅に備え、
この場所で一晩明かす事にしたおれ達。

幸いにも…と、いうべきか。
大橋の近くには、大昔に倒壊したのであろう
石造りの家屋の残骸が
遺跡となって所々に残っていて、夜風や魔物達を
しのぐのに一役買ってくれそうである。


『 大昔は、橋の周りに宿場町でも
  あったのかもな…

『 ふん。
  『ツワモノドモガユメノアト』ってか…?
  思いの他、ゆっくり休めそうなとこで
  結構じゃねェか。

『 今は ありがたく使わせてもらお。


鼻を鳴らす魔族を嗜めるように、
吟遊詩人が胸の前で手を結んで祈りを捧げる。
おれもそれに倣って一応、目を閉じて
かつての文明に向かい、一礼した。

もっとも…仕事柄、遺跡荒らしじみた真似を
する事もある冒険者のおれ達が、
そんな綺麗事をできた義理では
ないのかもしれないがー…


( まあそこはそれ、
  気は心、というやつだ!

『 さて、と。


ツキモリが起こした焚き火にて、
簡単な食事の準備を終えた おれは
立ち上がって、近くでぼんやりと
ゆらめく炎を見つめていた
少年に声をかける事にした。


『 クー。

『 …えっ?


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 鍋が煮えるまでの間、
  一丁付き合ってくれないか?

『 えっ!ええー!?


剣を抜きながら、
君がどのくらい戦えるか
ざっくりとでも把握しておきたい、
という旨を伝える。


『 オレ…た、戦えるかな…?


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


狼狽しながらも、
クーもまた腰の剣におずおずと手をかける。


『 剣ってのは案外、
  頭より身体で覚えてるもんだ。
  とりゃえず何も考えず、
  思い切り打ち込んでくれていい。

『 わ…わかった!

『 実はめちゃくちゃ強かったりして♪
  ほらほら、物語とかでよくあるじゃん?
  記憶喪失の主人公がー…


…面白半分に囃し立てるエスタータを
煙のように追っ払って、剣を青眼に構え直す。
クーの事を少しでも知るには、文字通り
真剣で向き合わねばならない。


『 よし…来い!

『 うん!


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 ぃやあーーッ!


クーはただ真っ直ぐに駆け出し、
気合いの声と共に横なぎの一閃を繰り出してきた。
軌道は単純、避けるのは容易いがー…
ここは敢えて、こちらも白刃で受け止める。


『 ふんッ!


鈍く響く、重い金属同士が打ち合う音。


『 見た目によらず…!
  力があるな!
  よし、その調子でどんどん来い!

『 はああっ!


そのまま一合、二合。刃の旋律が続いた。


…世の中には『拳で語る』なんて言葉があるが…
あながちそれは、世迷言でも無い、と
おれは思っている。

それは剣にも言える事で、
実際手合わせをしてみると
打ち合いと駆け引きの中で

相手の力量だけでなく、戦術…
言い換えれば、性格や物の考え方、
得手不得手等、色んな事が解ってくるのだ。

それは時に、会話以上に相手を知るための
情報になり得る事もある。

記憶喪失のクーならば、
それは尚更な事なのでは、と思ったのだが…
どうやら当たりのようだ。


( なんかボーっとした少年だと思ってたが…
  いざ戦いになると、振るう剣に迷いが無い。
  
  それに、やっぱ素人の動きでもない。
  明らかに戦士としての経験を持っている…

  剣速、威力共に中々のものだ。

  だが剣筋が実直、素直すぎて…
  悪く言えばまぁ愚直、単純でー…


『 捻りが足りん!おぉッ!

『 ぅわッ!?


クーの打ち下ろした剣を、後の先取って
我が剣で掬い上げ、彼の手から跳ね飛ばす。


『 勝負ありだな…


先程から、この試合をつまらなさそうに眺めていた
ツキモリがそう呟き、ひとつ あくびをして
鍋の番へと戻ってゆく。

弧を描いて飛ぶクーの鋼の剣が器用に
地面に刺さり…
試合はそこで終了となった。


~つづく~
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