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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 133

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ザラターンの冒険日誌

2013-07-27 08:11:42.0 2013-07-27 08:21:43.0テーマ:魔法の迷宮

撮影場所「夢幻の摩天楼 LV66 (魔法の迷宮)」 / 決戦・三柱の大悪魔

          【バズズ・間章】



物語、【悪霊の神々】に登場する三柱の大悪魔。


【赤の巨人・アトラス】

【紫の魔神・バズズ】

【大悪魔・ベリアル】


陸亀旅団の面々は、一月ほど前、その中のバズズ、アトラスに初めて挑み、そして無惨にも敗北した。


僧侶を本職としていた古参の団員が、
諸事情につき、あまり一緒に冒険できなくなったので、
その穴を埋めるべく、おれがニワカ僧侶として戦い始めた頃の話。




バズズに負けて大悪魔の実力を知り


アトラスに瞬殺され、僧侶としての、己の無力を知った。




このまま、実力のある僧侶が居ないままならば、旅団は、これ以降の強敵に、太刀打ちできなくなってしまうだろう。



ならば、団長である自分が、皆を守る癒し手となろう。

皆が憂い無く全力で戦えるよう、盤石の支えとなろう。



そう思い、おれは本格的に僧侶の修行を始めたのだった。





思えば、はじめの頃は、後悔ばかりしていたような気がする。


誰かが僧侶さえやってくれれば、おれは遺憾なく戦士としての実力を発揮できるのに、と。



重さの上級練金を施した、プラチナグリーブ。

入荷初日に無理して買った、グレイトアックス。

そして、修練の果てに修得したやいばくだきの技。



まがりなりにも、それらは、おれが戦士を生業として生きてきた証。



ほかの冒険者達がよく話していた。

【戦士】は最近、強くなった。

もはや、強敵には欠かすことのできない戦力になった、と。


戦士暗黒の時代でもオノを手放さなかったおれとしては、
実に喜ばしいことである。


だが、おれが戦士をやるとなれば、どうしても別に癒し手が必要になる。
しかし、我が旅団には、まだ優秀な癒し手などいない。


そんなジレンマー・・・





しかし、僧侶の修行を経て

様々な出会いを経て

そして、多くの戦いを経て



おれは次第に、戦士への執着が、薄れていくのを感じていた。





僧侶は、難しいが、やりがいがある。


元来、高火力で押し切る戦いを好まない自分には、存外向いているのではないかと思えた。





今日までで、
おれは修行を続け、盾の扱いを極めた。


スティックの扱いはまだ改善の余地はあるが、奴らとの決戦には申し分ない程にはなったと自負している。


買い揃えた装備品も、いつしか戦士の装備の総額を上回っていた。





強力な棍。

呪文の発動を大きく早める練金のついた、グローブとスティック。

対バズズ用の、耐性練金が施された羽衣。

そして、ブレスを大きく軽減する盾。




そして何より



多くの人々に同行して学んだ、幾多の死闘がー・・・


それらの戦いを、僧侶として乗り越えてきたという事実が、


おれの背を大きく後押ししてくれる。







迷いはもう無い。


今はオノを置き、スティックをとって前進しよう。







決戦の時だ。





今度こそ、大悪魔達を、倒す。




あの日、敗れたメンバーで。





              ~~~つづく~~~
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