私の名は【ゴーレ】。
キュララナ海岸のビーチにて、海水浴場監視員の仕事をしている者だ。
巷では、私の監視の、あまりの厳しさから、
多くの若者たちから、皮肉を込めて、
【キュララナビーチの守護神】
と言われていたりもする。
誰になんと言われようが、若く、尊い命を海難事故から確実に守るのが私の仕事にして使命。
そこに妥協など許されようはずもない。
今日は、そんな私の、熱い一日を紹介しよう。
☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆
【AM: 3:30~】 起床。
朝食のアンチョビサンドと、コーヒーをいただく。
そして、元気に朝の体操。
その後、走り込みながら、町内の畑に水を振りまく。
【AM: 5:00】
畑のかかしを相手に発声練習。
『コラーーーーーッ!!!!!』と
『いかーーーーんッ!!!!!』を
渾身の叫びで
2500セット行う。
近所迷惑になるかもしれないが、
ビーチの平和を守るためには致し方のないことだ。
☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆
AM 7:00~
出勤。
ジュレットの街から、ドルボードでビーチに向かう。
今日もまた、蒼き空に、入道雲が良く映える。
絶好の海水浴日よりだ。
だが、今はまだ、何人たりとも泳がせるわけにはいかないが。
なお、ドルボート運転時は、法定速度は死んでも守る。
☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆
AM:9:30~
ビーチの開放に伴って、冒険者たちが押し寄せる。
【ムーロン】老が、只で水着を与えているのが原因のようだ。
全く、困ったものである。
ビーチに活気がでるのは喜ばしいことだが、せめて、海開き後にやって欲しいものだ。
水着を手に入れれば、すぐさま泳ぎたくなるのが人の性というもの。
そして、その、危険を省みない若者たちの愚行を、
文字通り水際で食い止めるのが私の仕事というわけだ。
今日も今日とて、私はホイッスルを鳴らし、声を張り上げる。
『コラーーーーーッ!!海開き前に泳いではいかーーーんッ!!』
一人の例外も、許してなるものか。
キュララナビーチの平和は、私が守る。
さあ、もういちど・・・!
そう思った瞬間、私に向けて怒鳴り声が聞こえてきた。
『コラーーーーーッ!!』
!?
いったい、どこの誰だというのだ。
私は振り向いた。
☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆
ゴーレ Σ『私のマネをしてはいかーーーーーーーんッッ!!!!!!』
ザラ 『す、すんませんでした・・・・;;』
~~~FIN~~~
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金策する、と宣言したそばから、
また、いらんことに金使ってしもうた;w
しかし、特賞の海パンが当たった今、
やらずにはいられませんでした;;
まあ、楽しかったので、いいか;w
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