【一周年記念・花火大会!・前編】
8月2日・・・
アストルティアの住人で、この日が、何の日か知らないものは、あまり居ないのではないだろうか。
8月2日は
この世界、アストルティアが誕生したとされる日である。
一年を締めくくり、そして新たな一年のスタートとなるこの日には、
【聖誕祭】と称して、世界各地で、様々な催し物が開かれたりする。
その中の1つである、とある【花火大会】に、おれはまたもや、
スタッフ(←おまけ)として参加することになった。
主催者は、【ワカ】さんという、エルフの女性。
今回のイベントの準備中には、スタッフたちから、親しみを込めて、
【若様】と呼ばれていた。
他のメンバーは、【おさむ】さんや、【まつかぜ】さんをはじめとする、
この日誌ではおなじみの方々だ。
若様も含めて、ほとんどのメンバーが、
七月に行われた花火大会(バックナンバー参照)でも、
運営側として働いていた経験がある。
かく言うおれもその一人(ほぼ客だったけどもw)で、
その時に若様と知り合った縁あって、
おれは今回も、スタッフとして呼ばれたというわけである。
といっても、おれは今回も、大したことはしていない。
当日に花火師として参加する以外は、
若様に同行して、二回ほど、花火が報酬の依頼書を消化しに行った程度である。
(一度目の依頼書回しで、若様が、他の同行者のお二人におれを紹介するとき、何食わぬ顔で、
この人はおさむさんとか、まつかぜさんの【弟分】?と、適当に言われたのに驚愕を禁じ得ないが、よくよく考えれば似たようなものかもしれんのでいいか;w)
というわけで、実を言うとおれは、
若様がいつ頃、
どういう経緯でこのイベントを開くことを決めたのかなど、
詳しい話はまるで知らない。←
MTGも、開催日の数日前に、一度参加しただけで、
おれは花火師にもかかわらず、イベントの大まかな流れしか、
伝えられていなかった。
七月に行われた、アルバさん主催の花火大会では、
花火師は、複数班でローテーションが組まれ、
行動が、分刻みで綿密に計画されていて、
非常に組織的な感じがしたものだがー・・・
今回は特にそういうのも無いようだ。
このあたりは、若様とアルバさんの、性格の違いとでも言うべきなのだろうかw
どちらが良いと言うわけではないが、この違いが何となく面白い。
まあ、心配はいらないだろう。
このメンツが揃っているのだ。怖いものなどあろうハズもない。
ある程度予定が崩れても、アドリブでどうとでもする連中だ。
全く、頼もしいこと、この上ない。
それに、前回の経験もある。
おれもこういうイベントの雰囲気に幾分慣れてきたこともある。
良い意味で適当。
こういうノリの方が、スタッフも楽しめて良いと言うものかもしれない。
というわけで、おれも至極適当(←いつものこと)に、
告知日誌をしたためたりした。
どうやら、そこそこの反響があるようだった。
あわよくば、日誌でしか交流がない方々とも、
直接対面する機会が得られるかもしれない。
楽しみである。
そんなこんなで、あっと言う間に当日はやってきた。
さあ、一夜限りの聖誕祭の始まりだ。
存分に楽しもうではないか。
~~~つづく~~~