おれは現在、バトルマスターのLVを上げている。
バトマスは、流通量が多く、安価になりやすい
【片手剣】を二刀流で扱えることから、
【結晶稼ぎ】には最適な職業だと言われている。
そのため、おれは金策がてら、昔からバトマスのLV上げの際には、
元気玉を封印し、手軽に結晶を稼げる相手と延々と戦い続けていた。
封印した元気玉は、いずれ、その辺の敵では結晶稼ぎが難しくなった際に、まとめて使えばいい。
なんなら、LV上げが他より困難な、パラディン等を上げる際に使っても良さそうだ。
うむ、我ながら、実に建設的かつ、効率的な考えである。
そう思っていたのだがー・・・
当面の目標であった、【ミリオネア冒険者】の称号と、
パラとバトでも、それなりに戦えるようになるであろう
装備品を手に入れた今となっては、
金策への欲がにわかに遠のきつつある。
早く、バトマスのLVを上げて、買った品々を装備したい。
しかし、バトマスのLVが低い今は、お金稼ぎの絶好のチャンス。
玉の封印を解くなど、愚の骨頂!!
頭の中で、守銭奴天使と、戦闘馬鹿の悪魔がせめぎあう。
どっちが勝ってもロクなもんではなさそうだが、
結局、頭の中を制したのはー・・・
『ちまちま結晶稼ぎなど、もはやしゃらくさいわぁぁッ!!!』
はい、悪魔でしたw
金の問題など知ったことか。←アホ
おれは、元気玉を持ち出して、チョッピ荒野に出向く。
ここから、超絶スピードでLVを上げて、
あらゆる強ボスを物理で殴ってやるぐへへ・・・W
邪な笑顔で元気玉をかざし、
おれは目の前のバザックスに突撃した。
さて、盟友のアルバさんから声がかかったのは、そんなときだった。
強ボスに誘うために声をかけて下さったようだが、
おれが元気タイム中なのを確認すると、
すぐさま、諦めたようだった。
そこを半ば強引に、話を戻す。
昔から、
友の誘いより優先するLV上げなどあり得ない、というのが、
我が持論である。
鼻息荒く、おれはダッシュでアルバさん率いる、
【エレ・リブレ】の皆さんと合流した。
昨日挑んできたのは、やはりと言うべきか強天魔。
おそらくは、パラディンの立ち回りが気になっているおれに、
アルバさんが気を利かせてくれたのだろう。
ptメンバーには、
メギストリスのチーム大使・・・もとい、
チーム【エレ・リブレ】の守護神、
聖騎士エニックさんの姿があった。
噂は聞くが、会ったのは初めて・・・と思ったら
花火大会の時に会ってましたね;W
ゴウレ&メギ大使で、ちょっとだけ話してましたね;W
失礼しました;;
ということで、おれは戦況を存分に見渡すべく、
僧侶での参戦と相成った。
蘇生役を1枚にするか2枚にするか、事前に相談したが、
よく組んでいる、ほむさんやユルさんの手前、
蘇生役を2人にするという選択肢は元よりおれには無い。
腹をくくって、蘇生一枚を申し出た。
大丈夫、周りの人は強いし、どうにかなるだろうW
と思ったら、
本職僧侶のアルバさんは、今日は
ルーンスタッフを持った、ユニクロ魔法使いの出で立ちでいらっしゃる。
参った、ウチの副長の、にわか魔法使いの方が魔力が高い;
シオン君は、LV60になったばかりのバトルマスター。
はやぶさの剣の、真の力を発揮するにはまだ至っていなさそうだ。
ふむ、となると、
超火力で押し切る戦法は期待できそうにない。
おれもきっちり働かねば、負けもありうるだろう;
だが、そこで光るのが、
我らがパラディン様というわけだ。
守護神の働きあって、
我々は3戦全勝を果たす。
おれの僧侶はまだまだテンパりがちで、
見直すべき点はいくつもあるが、
【ただ、勝利する】だけのことに関しては、
現時点で及第点はあるようで、少し安心した;
そして、パラで挑むときの注意点をいくつか教わる。
実にありがたい。
次に、確実に活かしていきたいと思います!
アルバさんをはじめとする、エレ・リブレの皆様、
昨日はどうもありがとうございました!
大変楽しく、また、刺激になる時間を過ごせました!
しかし、
『メラゾーマが放たれてから』
『自分に着弾するまでの時間で』
『背後の相手との距離を測る』
って・・・;
本職パラの人は、
いっつもそんなことを考えているのですか(゜ε゜;)?
アタクシ
ちっとばかし、この世界でやっていく自信が
なくなったよ・・・/(.^.)\
~~~Fin~~~