ドラクエⅩとはズレた話題ですが
新作RPGトラストをひとまず1週目をクリアしたので軽く感想(微ネタバレ注意)
作品概要
ジャンルはシミュレーションRPG
「HD-2D」で描写される世界観が特徴
塩と鉄を巡る三国の争いの歴史があるノゼリア大陸が舞台となる正義と信念の物語
歴史、宗教、血筋、誇り、欲望 様々な価値観が入り交ざる中で「信念の天秤」という投票システムにより物語が分岐する。
自分はシミュレーションRPGはあまりやらないのでこの手のゲームのセオリーみたいなのは分からないので結構新鮮に感じました。
戦闘の難易度を4段階(ベリーイージー~ハード)から任意で選べますが「ノーマル」でも読み間違うとピンチになる手応えのある難易度となっています。(中盤からだいたい1回は負ける)
戦闘中に死亡してもいわゆるロストはしないのでその辺は安心
敗北した場合はその戦闘で得た経験値を引き継ぎ使用したアイテムも戦闘前に戻るので反省を活かして再挑戦しやすいバランスとなっている。
また適正レベル以下で戦うと経験値が多めに入るのでレベル差が~ということにはなりづらくプレイヤー目線での煩わしさの軽減が上手くできている
2週目以降も強さが相応に調整されているので戦闘が作業にはならない印象
主要キャラは主人公セレノアを含む8人が中心で
それ以外の仲間は一部を除き本筋の物語に一切関わらない。
主要の仲間以外はプレイヤーの行動で蓄積されていく隠しパラメータが一定の数値になると加入イベントが発生する(2週目以降は必要な条件が全て開示される)
仲間は一人一人の個性が強く得手不得手が明確で「弱くて使えない」みたいなタイプはいないので編成が楽しめる
敵キャラに関してはストーリーの都合上しょうがないとはいえ
明らかに三下みたいに描写されてる奴ですら戦闘になると普通に強いw
現時点での個人的にお気に入りは
1位コーデリア
ある意味で今作で一番強い女性、
大変な境遇の中で兄ロランよりもずっと覚悟決まってる感じが良いですね。
人によっては決まりすぎてて人間味が無くて怖いとか言われそうですが
2位アヴローラ
序盤は冷たい印象の女騎士ですがなんだかんだで王道ツンデレなのがいいですね。
3位ベネディクト
頼れるダンディおじ様
サポート要員として最初から最後まで活躍してくれるので参加ユニットに余裕がある時はほぼ使っていました。
4位アンナ
寡黙な密偵
今作のヒロイン枠はフレデリカなのでしょうが
正直フレデリカはあまり好みではないのでアンナに夢中でした。
5位ロラン王子
ある意味で一番嫌いなキャラでもありますが
中途半端な覚悟でイライラする反面、物語の中では一番人間臭いとは思う。
あと1級勲章返せ!クソ王子!(1週目のあるシーンにて)
次点グスタドルフ
陰でロリコン扱いされてそうな総帥
画面だとDQ11のグレイグに見える(立ち絵は似てない)
気になったところとしては
①UIがゴチャゴチャしている。
操作性は慣れたらそこまで気にはなりませんが最初に理解するまでの敷居が高く感じた。
終盤になってあぁこれ確認できたんだ!とかこういうこと出来たんだ!とか気付いたりね。
②戦闘に入るまでが長い。
基本的なゲームの流れが会話パート→情報収集→戦闘 となっていて
今の状況はこうで今は何をしなくてはいけないのかと会話パートがとにかく長い。
それに加えて一方その頃・・・みたいなサイドストーリーや仲間キャラにスポットを当てたショートエピソードなどもある。
正しい答えがない問題をどうするか「選択」することが重要な意味を持つ作品の性質上、仕方がないところもありますが登場人物が「自分はこう思います」と心情を全部ベラベラ喋りセレノアが「・・・ということか」というやりとりになっている。
丁寧過ぎる気もする一方で作品としては必要な事でもあるので賛否が分かれそうなところですがやはりもう少しなんとかしてほしかった。
また序盤の時点でストーリーに関わる主要キャラはほぼ全員登場し各国の情勢など世界観も把握することが多いのでストーリーに入り込めるタイプなら気にはなりませんがそういうところに乗れないと致命的に苦痛かも?
そういう意味では万人受けはしないと思います。
③会話の自動送りが画面が切り替えるたびに解除され押し直さないといけないのが煩わしい。
これはアプデで対応してほしいかな
④「・・・」←これ(笑)
信念の天秤を持て!
「・・・」はこの作品に必要か否か 皆の信念を聞きたい!
と不満点はありますが総合的には非常に良質な作品だと思います。
HD-2D作品は今後もリメイク作や新作でも増やしていくみたいなので
楽しみですね。