エックスの冒険日誌

発売から１か月たったのでＤＱトレジャーズの感想

初の本格オープンワールドで挑戦的な部分と実験的な部分があり課題も多く荒削りではありますが点数的には８５点ぐらい

主人公はＤＱ１１のカミュとマヤの子供時代（レベル共有で切り替え可）

基本的に
フィールドでお宝探し→拠点のレベルアップ→「竜石」のヒント入手の流れ

ストーリー自体はシンプルでこれといったどんでん返しも無く約２０時間ほどでエンディング

クリア後は少しだけクエストとやりこみ要素が追加されますがお宝のコンプリート（全７７７種）がメインとなります。

自分は現在７７３種
＠レジェンド級２種（ロトのつるぎ／天空のかぶと）
宝石オブジェ１種　クエスト報酬１種

クリア後に低確率（たぶん）でお宝ダンジョンのボスで出現するようになる３種の「邪面」がでてくれないのでクエストがクリアできない。

何体か倒した後にクエストで倒してこい！と言われて以降１種類だけでて音沙汰無し・・・依頼前でも倒してるんだからカウントしてくれー（笑）


よかった点
①カミュとマヤの関係性

カミュはイメージ通りのお兄ちゃんキャラ
マヤはＤＱ１１だと年頃で反抗期って感じなので表向きはツンな態度が目立っていますが子供時代のマヤは若干素直で兄貴の事を信頼してるのがヒシヒシと伝わってきます。

マヤは本編で特別好きなキャラという訳でもありませんでしたが今作でかなり好感度が上がりました。

②すぎやま先生の未発表曲あり
ギンギーラ団のアジトの曲と宝箱を掘ってる時の短めの曲は今作が初

③ドラクエの歴史博物館
今作で登場するお宝の多くが歴代のドラクエ作品のアイテムやキャラクターから採用されているのでシリーズファンならニヤリとするものが多数

「ただのぬのきれ」や「薬草」もこの世界だとお宝扱い、歴代の冒険者や魔王の像なども手に入ります。

Ⅹネタも多くバージョン５までの要素が収録
お宝としてドルボードやエテーネルキューブが出てきます。
エックスくんの像はレジェンド級だ！

ただチョイスが微妙に謎でマデサゴーラがあるのにネルゲルの像がない。
ユシュカの像はあるのにアスバルやヴァレリアがなくかと思えばリンベリィの像があるといった色々と疑問なところが

ネタバレ要素を考慮しても「黒衣の剣士」像は絶対にあると思ったのになぁ
それよりも優先されるリンベリィ・・・

後はケキちゃんのぬいぐるみとかお宝で出てきても良さそうなのに登場せず

スキルマスターのブロマイドとかペペロゴーラが使っていた塗料スプレーみたいな割とどうでもよいものが選出される（なのにペペロの像は無い不思議）

全体的に製作スタッフのドラクエ１０への理解度が低い気がしたのは気になった！

ちなみにストーリーの設定上１１のキャラの像は登場せず「衣装」がお宝として登場します。

ほぼ全ての作品を網羅してますが「キャラバンハート」がないような気も

後はⅢの各職業の像の中で遊び人の像が無い（たぶん女遊び人が全年齢に引っかかるので男遊び人はとばっちり）

一番引っかかりそうなマーニャはふんどし下にスパッツを履いてごまかしてる。

あぶない水着（レジェンド級のお宝）は着ていなければ描写していいのか結構「あぶない」です（笑）

④広いフィールドの探索
七つの竜石を集めるというのがメインストーリーで
拠点以外に５つの島が冒険の舞台となりますが基本的にはどこから冒険に出ても問題無し（スタート地点は敵が弱く島の奥地に行くほど強くなっていく）

オープンワールドらしくここからここに行けるのか！とかこんな場所が！みたいな探索は楽しかったです。
思わぬ強敵エリアに入りこんだりしてしまうというのはドラクエ１０の初期でもあった光景ですね。

ＤＱ１２がどうなるかまだ分かりませんが　危険な近道or堅実でも遠回りするかみたいなフィールドを歩く上でもプレイヤーの性格がでてきたら面白そうですよね。

⑤若いプレイヤー層を取り込もうとする努力を感じられる
ドラクエのメイン層は３０代～４０代となりつつありますがそれでも現代っ子にも触れてもらうのが大事

個人的に「ドラクエらしさ」って本質を守りつつ時代に合わせたゲーム性の提供だと思うので今作は「実況配信向き」がコンセプトかなと思います。

宝箱という突発性がアクセントとなっていて何が出るのかでプレイヤーごとの体感が変わり歴代のアイテムが登場するのでシリーズに詳しい人なら思い出話やマニアックなトークも出来そうですし遊んだことが無い作品ならそれを軸に話ができますし視聴者から教えてもらったりも出来るのでドラクエというブランドの積み重ねが強みになっていると感じました。