ヨリの冒険日誌

昔々、ある山の奥にヨリというちょっぴり
おドジな冒険者が住んでおりました。
ヨリには、ドレスアップが大好きな可愛い娘が
います。
お母さんはせっせとキラキラ拾いや、
重いハンマーをトンチンカンと叩いては素材を
売ったりして、コツコツとお金をかせいでいました。来る日も来る日も汗水を流しながら働いていました。そんなある日のことです。

｢ママァ、お金がなくなっちゃったあ｣

たそがれた顔して何言ってんだよ！おまいは！
と思いました。

｢来週、ドレアのイベントがあるんだもん！
秋のテーマなのお(T-T)｣

キノコでも頭に乗せろや！と、お母さんは思いました。

でも、可愛い顔がイベントに参加したがり
お母さんにお金をたかろうと、無視することは
できません。
お母さんは娘にコントローラーを渡し
｢使うだけ持っていきなさい｣
｢はあい！｣
優しい娘は100ゴールドだけ残してくれました。
お母さんは考えました。
(これさえなければマイタウンに住めたのになあ
装備もガチでそろえられたろうなあ)

お金がたんまり入った娘は、マイタウンの自宅で
せっせとドレスアップをしていました。

ちょっぴり敵に塩を贈る気持ちになったお母さんは
キラキラ拾いに行きましたとさ。

今年も暑い夏でしたねえ。
夕飯作りは本当に憂鬱でした。
でも！可愛い子供達のためなら頑張れてよ！

｢おーい！子供達夕飯何食べたい？｣

息子｢カツカレー！｣
娘｢生姜スパゲティ！｣




買ってきた刺身に決まり！！