昔々、ある所に仲良しの仮面夫婦が住んでいました。お父さんは木工職人、お母さんはキラキラ拾いを
楽しんでいました。
釣竿がなくなった事に気づいたお母さんは
お父さんに闇の釣竿を作ってとお願いしました。
お父さんは頑張って、星3の竿を作ってくれました。
お父さんがお母さんに、竿を送ろうとした瞬間
可愛い娘がリビングに入って来ました。
「あ!チーも釣竿欲しかったんだあ」
「そうかあ、今闇の釣竿できたから送ってやるね」
「パパありがとう」
お母さんは内心、(ないな)と思いました。
「チーお金なくなったからさあ」と娘が言いました。
「パパのサブが持ってるから送ってやるね」と
お父さん。
お父さんは次々にサブの職人をやり始めました。
娘にお小遣いを送って満足したお父さんは
「さあ今日は終わるか」と電源を落としました。
お母さんの頼んだ釣竿の事は、遠い彼方の
記憶の向こう側に過ぎ去りし日々と共に
流れて行きました。
ドレアアップが大好きな娘は、次のターゲットに
目をつけました。
「ママァ、ドレアイベントがあるんだけど
お金足りないのぉ」と、たそがれた顔をしながら
お母さんを見つめました。
「全部ママくれるって」とお父さん。
お母さんは内心(だるいな、こいつら)と思いました。お父さんと娘の圧に負けたお母さんは
コントローラを娘に手渡しました。
「ママありがとうぉ」
優しい娘は再び100ゴールドだけ残してくれました。
マイタウンでドレスアップを楽しんでる娘に
敵に塩を送る気持ちになったお母さんは
キラキラ拾いに出かけましたとさ。
何度も何度も娘にたかられたお母さんの
倉庫には高価格で売れる素材が
たくさんある事を娘は気がついていません(笑)