その1に引き続きまして、
ver.3 の総括というか、ナダイア様を語るこの日誌。
ネタバレ、ネタバレ!
ナドラガ大神殿の中庭にあるこの井戸。
「閉ざされた井戸の蓋の隙間から、かすかな冷気がもれている…」
調べるとこう出るんですけど、教団の闇がここに!と震えました。
エジャルナ来たばかりの時には全然気にも止めなかったー。
竜族も幽霊になるようなので、この冷気はきっと死の呼び声。
さてさて、神官長ナダイア様ですよ。
ウマとかモグラとかイルカとか、種族神の眷属がいましたけど、
ナダイア様は竜神の眷属だったのではと思います。
六神のように直々に力を与えられたわけではなく、
肉片オルストフさんが代行で力を与えたので、プチ眷属か?
神官長として人望あって、本人の才覚も凄まじいものがあったけれど、
黒幕として、邪悪なる意志として、めっちゃ暗躍してたし。
閉ざされてた各領界もガンガン行き来してたし。
意志の力と兄弟の絆だけで、あそこまで生き切った。もう大好き。
「友が、子らが、親兄弟が息絶えていく」
神殿地下の手記にある一節。30年前のスルゲト村の悲劇。
ナダアン兄弟は年齢不詳だけど、この時は多分大人だったのでは。
自分も子供だったら「子ら」って書かない気がする。
30年前に大人だから、今は40後半〜50代半ば。じゅるり。
当時もう若き神官になってて村の危機に駆けつけたか、
悲願を胸に、危険を冒して聖都を目指したか、
村で孤児院とかやってて、ちびエステラくらいの娘がそこに…
実子でも教え子でも胸熱だッ。盛りすぎかな流石に。
でもあの「…大きくなったらな」が!
全部承知の上での発言という所が! 良いよな、あの関係性…。
教団はオルストフ一代で築いたもので、割と最近の設立。
肉片からじじいになるまで、千年ほど雌伏してたのかな。
教団の裏稼業と、神の野望を手伝わせる駒として、
ナダアン兄弟の利害とも一致したことで手を組んだ。
そのうちに神の器たるエステラが生まれ、
多分テキトーな人材を「解放者」に仕立てて、
領界解放の茶番を進めるつもりだったのでしょう。
アストルティアからの訪問者(わし)が都合良かったけど、
まあまあ賢いトビアス君あたりが、その任を与えられたはず。
悲劇を起こさせないために。
二度と理不尽に奪われないために、力を。
その願いの先に、あのワガママ坊っちゃんがいるんですけど…
ナダイア様の正義とナドラガ神は、いつかぶつかるのでは?
「えー、うちの神コレなの?」って、文句言いたくならない?w
でもナダイア様の方も、神に従う限り安寧が約束される点で、
割り切っていくかな?神に逆らう方が悪い。全て死ね、というか。
何か上手く言えないが、神の下僕が勝手に動き回るというか、
意志を持ち個々人の幸せを追求するの、めっちゃ嫌いそうナドラガ。
神だからもちろん「竜族を愛している」と言うけど、
あくまでも自身の神威を高めるのが優先な気がする。
だって、ナドラガ神にとって末端の喜怒哀楽とか些事でしょー。
それは、罰を与え続けて竜族を顧みなかった六神たちと同じ所業では。
神の愛に後押しされ、神なき世を選んだ者たち。
これからどんな道を歩んで行くのか見届けるぜ。