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ミラニストでござる

ぴょん

[ぴょん]

キャラID
: LW964-990
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: ガーディアン
レベル
: 133

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写真コンテスト

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ぴょんの冒険日誌

2020-10-25 01:53:00.0 2021-09-30 04:35:12.0テーマ:プレイヤーイベント感想

イケディウォーズ2隻眼のスチパン~旅芸人の歯車破壊《ギアブレイク》~

「ほぉ~ら!寄ってらっしゃい見てらっしゃい!」

第一声はいつもこの言葉
旅芸人として今日も僕は大きな声を張り上げ練習していた

そう、そこに貴方は現れたんだ
今でも覚えてるよ、貴方はとても怒っていたね

「ここで大きな声を出すな」
「アレに見つかったらどうする」

ってね

アレとは、この世界を支配する機械仕掛けの女神《デウスエクスマキナ》だ

神か生き物か、巨大な建造物なのか
何もかもが謎に包まれたその存在は
僕らが産まれる前から、いつの間にかこの世界に居た
あの恐ろしい女神から隠れ
物陰で息を潜め一生を終えるしかなかった人たちに
少しでも笑顔を思い出してもらう…
そうやって僕らはこの危険な世界を渡り歩いてきたんだ

「見つかったらこうなるんだろ?知ってるさ」
僕は左手の手袋をはずし、前髪を上げて左目を見せた
左手は錆びた鉄に肘まで覆われ、
左目は赤く光るガラス玉と、閉じることのない鉄の瞼…
僕はもうヒトと呼べる存在ではなくなっていた

「鉛の霧」僕らはそれをそう呼んでいた
機械仕掛けの女神から放出されるそれは
人の体内に侵入すると末端から細胞を金属に変質させ
生物としての機能も鉄と歯車の機械仕掛けに変えられる
一説にはあの霧自体が極小の機械の群れらしい

一度だけ、逃げる途中にただ一度だけ
あの霧が身体の一部をかすめただけでこれだ
自分の身体も日ごとに蝕まれていくのがわかる
広場に、裏通りに、そこかしこに転がる鉄のかたまり…
いつかは僕も彼らの友達《カンパネルラ》になるのだろう

一座の仲間も機械化が進み
糸の切れた人形のように静かにしている

だからって

だからって、心まで歯車に変えられてなるものか

なぁ…僕らは何者だ?
旅芸人だろう?
喜べ。怒れ。哀しめ。楽しめ。
感情を失うな
《ココロ》を人に伝えるのが僕らの使命だろう

この身体がどれだけ機械に蝕まれようと
心だけは絶対に奴らには渡さない

絶対に

ゼッタイ…ニ…




夢を…見ていた…

いや、これは夢なのか…
頭部の記録媒体による記録の再生か…

僕は、どこまで機械にされたんだろう
見た目はもはや頭部以外はすべて機械になってるけど
中身は脳まで機械化されてるんじゃないだろうか…

旅の途中で出逢った5人の仲間…
彼らといた時が一番楽しかったな
あぁ…その時だ、あの人と出逢ったのは
いつだったかな…
<検索シマス…2020年10月17日…
22:00~24:00ニカケテ69名ノ新規アクセス…
詳細ヲ表示シマスカ?>
いや…いいや…うん…思い出したよ
貴方だよ…はっきり思い出した

似てたんだ、あの時…僕の練習に怒鳴りに来たあの人に
あの人とは仲良くなれたけど
結局、僕をかばって女神の一部にされてしまった

似てたんだよ、貴方はあの人に
貴方に出逢った、あの短いひと時に気づいたんだ
僕にはまだ心が残ってるって
だって僕は、あの短いひと時で…貴方のことを…





それも…もう終わりになりそうだ…
でも僕は誇りに思う
最期まで心を失わなかった事
それを思い出させてくれた貴方に最大の感謝を…


そして…永遠にも似た時を経て
この機械の身体も少しずつ朽ちて砂に埋もれ
機械にされたこの身にモようやく最期が訪れルようだ
願ってはいけないケど…もし叶ウノなら…
あノ日出逢ッタ貴方に…
ひtomでmいい…もu…いちd…





ピピピ…発見…ピピピ…
オートマータ1体…
活動停止シテイマス…

「んなこたいい、ES覚醒は?してんのか?」

ピピピ…確認…確認…
隻眼鉱石カラ特定ノ電磁波ヲ感知
《エモーショナルシンギュラリティ》
ニ到達シタ個体ト認識

「グーーーーッド!!!
機械化に抗って心を保ち続けたんだな、偉いねぇ♪
さぁ…アレが結晶化してるはずだ、探せ!」

ピピピ…胸部歯車ニ《ESコア》発見…回収シマス

「よーし見せろ!うは!キレイな赤だ♪
これは誰かに恋しちゃってた色だなぁ…
鉄クズの癖に…アッハッハッ!」

ピピピ…コア回収…帰還シマス
コチラノ個体ハイカニ?

「あ?抜け殻なんざぁその辺に捨てとけ!
結晶体はすぐにデウスエクスマキナに吸収させる!
さっさと帰ってこい!
さ、知恵の実を欲しがる大喰らいの女神さん
そろそろ次の進化を見せてくれるかねぇ?」







僕は生き続ける…
姿を失い…声を失っても…
《ココロ》だけは…誰にも渡さない…絶対に…




これは夢だろうか…歓声が聞こえる
浴びるのは、眩しいライト
そして夢とワクワクが詰まった沢山の視線
心臓が高鳴る、頬が紅潮し、笑みが溢れる

そうだ、ここはステージ
僕は言わなきゃいけない
だって僕は旅芸人

第一声はいつもこの言葉

「ほぉ~ら!寄ってらっしゃい見てらっしゃい!」
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