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ミラニストでござる

ぴょん

[ぴょん]

キャラID
: LW964-990
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: ガーディアン
レベル
: 133

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ぴょんの冒険日誌

2022-11-30 18:12:12.0 2022-11-30 18:58:19.0テーマ:プレイヤーイベント感想

人形と祓い師・1(桶ディフレーム5プロローグ)

俺は逃げていた、必死に走っていた

黒い影のようなそれは奇怪な声をあげながら俺の肩を掴み、覆い被さってくる

恐怖でうずくまる俺の背中越しに
突如、強烈な風と光が吹き荒れた

「光よ風よ、紡ぐ聖なる竜巻よ、在らざる命を天に返せ!ニフラギーマ!」

一陣の竜巻に切り刻まれたかと思ったら、影は光に包まれ、泡のように静かに消えた

「おーおー見事な泣きベソじゃなー、しっかりせぃ」
恐怖と安堵で言葉も出ない俺の額を軽く指で弾いて、老人は茶化す

異形の影を瞬く間に葬り、そして今俺を笑うこの老人は俺の祓い師としての師匠だ

「祓い師」
僧侶から枝分かれした、存在を知る者も少ない程に希少なこの職業は
実体を持たない悪しき存在を「祓う」事に特化した職業だ
戦火の中、物心つく前に拾われた俺は
祓い師の弟子としてずっと共に放浪の生活をしている
「う、うるせぇよ…それよりもほら、見えてきたぜ師匠」

長い間、手入れもされていないのであろう鬱蒼とした木々の向こうに
暗雲をまとった不気味な洋館が見える
齢100を越えた皺だらけの老人の顔は、何を思っているのか、
親に会いに来たような懐かしむ顔にも、親を殺した宿敵を睨む形相にも見えた

「あぁ…この洋館そのものを祓う…それがわしの生きてきた目的じゃよ…」

ー1ヶ月前ー

魔物の討伐で生計を立てている俺たちはレンドアの討伐隊本部へ定期的に立ち寄り情報を貰う
その日もいつものようにレンドアの宿で休んでいた
さて、崇高なる我がお師匠さまだが、現在情報収集と称してカジノに夢中な頃だ

「あいつこのためにレンドア来てんじゃねーだろな…ん…?」

ふと師匠の寝床に目をやると、ベッドの脇に見慣れた麻袋を見つけた

(これって、いつも師匠が大事そうに抱えてる…)

俺は引き寄せられるようにその荷物へと手を伸ばした中にあるのは崇高な魔導書か
はたまた子供には見せられない書物か…
紐をほどき出てきたのは
手紙や新聞をまとめた小袋と、数冊の日記帳

そこには、言葉では表せられないくらいの悲しい歴史が刻まれていた…

ーーーー

とある日記の1冊…
繊細な金細工であしらわれた上品な紺色の表紙の日記帳だ

※月※日
両親が没して、次第に使用人が暇を取り
ついに屋敷にいるのはじいやだけになった日々

「これで寂しくないでしょう」と
ウサギのぬいぐるみを渡してきた時には
おいおい、じいやの中では僕は
あの頃の子供のままなのかい?
と笑いながら一番いい所に置いたもんだ

でもそれから、屋敷が少しだけ暖かくなった
その日から、静かすぎてしていた
耳鳴りが無くなった

もう、一人でとる食事は嫌だ
帰った家に出迎えがないのは嫌だ

※月※日
少しずつ使用人が増えてきた、皆優秀だ
最近はいつも誰かの話し声がして賑やかだ
そうだ、明日から厨房に入り浸ってやろう
どうやってこんな美味な食事が作れるのか
いつか自分の手で作れるようになりたいな

※月※日
近頃、関連会社の株が軒並み低迷している
何があったのか…
そういえば先日、先代の頃から
付き合いのある商社がライバル会社に
乗り換えたようだ
やれやれ、舐められたものだな
早速じいやとぴょんを呼び出そう
「近頃の株価だが
この会社は関係あるのだろうか」
僕はそれだけ言えばいい

※月※日
例の商社だが、ライバル会社もろとも
倒産したようだ
一体何があったのか…
未熟者の僕にはわからない事だらけだ

※月※日
なんとも嬉しい報せだ
使用人たちが客人を沢山招いた茶会を
開きたいと申し出てきた
表向きは取り引き先の商談を兼ねた
茶会という事だが格式の高い家のご令嬢たちも
各所から招くらしい
やれやれ、じいやの画策だな
心配せずとも妻ならそのうち娶るさ
ただ、今はもう少しこのままで…
今がとても幸せなのだから
そうだ、茶会の礼として使用人たちに
高級な紅茶カップをあつらえてやろう
ひとつひとつ、彼ら専用のカップだ
彼らには、ずっとこの屋敷にいてもらいたいからな
もう、寂しいのは嫌なんだ

※月※日
不穏な話を聞いた
何者かに侵入された形跡があるらしい
しばらく警備を強化するよう命じた
それとこの事は既に知ってしまった
一部の使用人だけに留めておくようにとも
余計な心配はかけさせたくないからね

※月※日
また人形を増やしてしまった…
「願いを叶える幸せの人形」らしい
こんな物に本当に
そんな効果があるとは信じ難いがね
いつものコレクション部屋にそっと置いておこう

※月※日
商談で少し長い旅に出る事になった
ただ少し気になるのが、
向こうの役員の中に覚えのある名前が…
以前取り引きがあった会社に似た名前がいたか…?
まぁ気のせいだろう、帰ったら祝杯でもあげるかな

(日記はここで終わっている)
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