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ミラニストでござる

ぴょん

[ぴょん]

キャラID
: LW964-990
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: ガーディアン
レベル
: 133

ライブカメラ画像

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写真コンテスト

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ぴょんの冒険日誌

2022-11-30 18:13:14.0 2022-11-30 18:40:46.0テーマ:プレイヤーイベント感想

人形と祓い師・2(桶ディフレーム5プロローグ)

とある日記…
和紙と鶯色の厚紙で出来た
趣きのある日記帳だ

※月※日
今日からフットマン!精一杯働くぞ!
でも俺が傭兵上がりなのはナイショだってさ!
執事には物騒だからな!わかるぜくそが!わはは!

※月※日
毎日が忙しい!
でも仲間もいい奴ばかりで最高の毎日だ!
そして家令のリクダート様すげぇぜ!
俺もいつかなれたらいいな…!

※月※日
嬉しい事がふたつ!
今日から俺もバトラーだ!
俺も、いや、私も主人と伯爵家に恥じないバトラーであらねば!
そしてもうひとつ…奥方様に御子息がお産まれになった
なんと可愛らしい…

※月※日
坊ちゃまがやんちゃで困る困る
目に入れても痛くないとはこの事か…
そうだ、写真機を買おう
あの可愛らしさは是非とも残しておきたい

※月※日
坊ちゃまが……

※月※日
今日も坊ちゃまは……

※月※日
坊ちゃまときたら……

※月※日
朗報である
本日より旦那様は公爵位を賜る事に相成った
伴い、勿体無くも私如きが家令に拝命…
今まで以上に使用人を率いてお仕え致す

※月※日
大旦那様が奥方様をお連れでの長旅でしばらくお帰りになれないとの事
ご心配召されずとも大丈夫です
家と坊ちゃまはこのフェニアスに
お任せくださいませ

※月※日
突然の訃報…
絶望しかない…
屋敷は…いや、坊ちゃまは…
この子はどうするのだ…

※月※日
いつまでも塞ぎ込んでいる訳にもいかない
私が坊ちゃまを立派な公爵に育て上げなければ
坊ちゃま、いえ、今日から大旦那様、
その小さな肩にはさぞ重かろう爵位を
けして落としてはなりませんぞ
これよりフェニアスは教育の鬼になりまする

※月※日
こうして筆を執るのも幾年ぶりだろう
今や大旦那様もご立派になられた
そういえば、坊ちゃまの困った収集癖、
「あれは元々じいやのせいじゃないか」
と抜かしておるが
はて…わし何かしたかのう…?

※月※日
久々の茶会、年甲斐もなくはしゃいでしもうた
忙しく走り回るなどフットマン以来じゃわい
坊ちゃまも仏頂面だがかなり楽しんでおったな、よいよい

※月※日
大旦那様が長旅に発たれる
誉れではあるが、昔の嫌な記憶が甦る…

※月※日
運命は繰り返すというのか?
何故、何故、坊ちゃんまで…

※月※日
もうこの家は終わりじゃ…
あの日に帰りたい…先代の、楽しかったあの頃に…

(日記はここで終わっている)

ーーーー

とある手紙の束
その1通は黒い便箋にこう書いてあった
「公爵様のご逝去に対して心より哀悼の意を表します」

そしてこんなメモ書きもある
「主人のいない執事なんている意味がない、仕えるべき主がほしい…」
「頭が痛い、頭に誰かの声が響く、なんだこれは…」
ーーーー

「さて小僧、覚悟はできたか?」

師匠が尋ねる

「何言ってんすか、でかいヤマなんでしょう、やろうぜ」

そう言って洋館の錆びた門に手をかけた瞬間

【願いはなんだい】

足元に何かが見える
足あとだ
誰かがつけた足あとなどではない
ひとつ、ふたつと足あとが増えて行くのだ
見えない何かが歩くかのように

「ひっ…!」

俺は引き返そうとしたが
金縛りにでもあったかのように動かない

「チィッ…!」

俺の危機を察した師匠は素早く印を組むが黒い霧のような物に手を封じられてしまった

「いいかよく聞け!今から転移魔法でわしらの座標を入れ替える!お前は逃げるんじゃ!」

返事をする間もなく瞬時に俺と師匠の位置が入れ替わる
師匠の足元、足あとのあったあたりには不気味な人形が何体も歩いていた

【まいっか、こっちのほうがおいしそう】
【その願い頂こう】

人形たちから吹き出した黒い霧が師匠の全身を包む
霧が消えた頃には、そこには黒いスーツに身を包んだ若い男がいた

「係の者がご案内致します、しばらくお待ちください」
「係の者がご案内致します、しばらくお待ちください」
「係の…」

あれが…師匠なのか…?
師匠は言ってた、昔ここで執事をしていた、
少し離れてる間に家は滅亡していたと…

【それがキミの願いなんだね】
【確かに叶えた】

人形たちが笑う

そうなのか…?
師匠はここの仲間になりたかったのか…?

いや、絶対に違う…!
師匠…ごめんよ…師匠…!

俺は、その場を逃げた

ーーーー

俺は今レンドアで情報屋をしている
何でもいい、あの洋館の情報を入手する
そして噂を流すんだ
探偵や墓荒らしが行きたくなるような噂を…
「おはらい」ができる事を条件に…!

何百年かかってもいい
誰かが彼らを救ってくれたらいい…!

「だから、それまでさよなら…ハル師匠」

俺はレンドアの路地裏に消えた
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