マメミムの冒険日誌

【推しキャラクター】
　フィーロ

【アピール文】
　気弱そうな言動が多いですが、時にはリゼロッタ以上に
　子供たちのセレドを支えている少年ですよね。
　そしてアストルティア屈指の美少年ですよね！



物語に接するときのマメミムは、登場人物たちの外見を差し引いてから彼らの言行を考えるようにしているのだけれど、それでも感動できる、それでも泣ける話は外見なんかに左右されたりしない。

たとえばドラクエ10には立派な大人や尊敬できる大人を何人も見ることができる。ランガーオの村王クリフゲーンとオルフェアのナブレット団長とヴェリナードの総帥Mは三傑といっていいくらいかっこいい男性たちだけど、この中で明確にハンサムなのはクリフゲーンくらいだろう（三人ともハンサムだという異論は認めます）。かっこいいとかすてきというのは外見で決まるものではない。

でも外見の好みがないなんて誰も言ってないよ!?

なのであえてここはマメミム的に刺さるフィーロくんを推しておこう。彼は気弱でセレドの子供たちからもちょっと軽く見られてる印象はあるけれど、それでもたいせつなことだけは忘れていない彼を、いまは完璧じゃないという理由で非難できるものじゃない。

つーかフィーロってリゼロッタが一連の事件に責任を感じているのを承知しているからこそ、自分が子供たちを導くんじゃなくてリゼロッタが責任を果たそうとするのを後ろから支えようとしてるよね。これもしもリゼロッタも美少年だったら薄い本が厚くなるくらい忠義と友情に厚い腹心の友だよね。

子供たちに向けたフィーロの言葉が弱いのは、彼が気弱ではっきりものが言えないからだとでも思ってた？もしも彼がそんなことをしたら、悪くすればリゼロッタはセレドにいられなくなるよ？だからリゼロッタが気がついて翻意してくれないかと、フィーロは子供たちではなく彼女に向けて言葉をかけている。そもそも本当に気が弱いなら、何もいわずに口をつぐんでいればいいだけだ。

成長して、リゼロッタが立派な女王になればなるほど、フィーロの存在は薄くなるだろう。でもそれでいい。国を平和にしつづけているひとが、誰も見えないところで何をしているかなんて、誰も知らなくたっていい。そういえばヴェリナードにもそういうひとがいたと思う。

とかいうのはぜんぶマメミムの妄想だよ。

子供たちのリーダー格としてみんなを危険に巻き込んじまったリゼロッタが、女王として責任を負おうと思ったように、気弱でみんなを止めることができなかったフィーロも勇気を持とうとしてる。それがたぶん目に見えるほんとうのことだ。

彼らはこのレンダーシアの住民だけど、立派に「成長することができる人間」だ。子供たちのセレドはほかのどの町よりも、しっかりとした生活が営まれていて危うげがない。セリクを叱りつけて、クマリスに愛を教えることができる彼らを子供のひとことで片づけられるものじゃない。フィーロはそのセレドの子供たちを、リゼロッタの影から支えるしっかりした少年だ。

とかいっておきながら重要なのはマメミム的にフィーロがドラクエX屈指の美少年だということなので、美形に目がないミラカならずとも彼が成長してちょっと憂いのある面持ちでくせっ毛がすこし風になびいていて教義と愛を語り始めでもしたらセレドにはマメミムの長蛇の列ができるだろう。ちょうどそこに成長したセリクがこの町でトゥーラを演奏するために訪れでもしたらメインストーリーとかそっちのけでクエスト受注しますよマメミムは！

さて薄い本でも描くか（描きません）。