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ぬくぬくどり

マメミム

[マメミム]

キャラID
: IB818-138
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 僧侶
レベル
: 133

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マメミムの冒険日誌

2022-03-10 17:39:47.0 テーマ:シナリオ・クエスト攻略

長文)エテ村復興クエスト(ネタばれます)

野ざらしになってたシンイに仕方なく話しかけてエテ村復興クエストをクリアした。マメミムの記憶では、シンイは「クロウズのやりたいことを終えたから今度は自分がやりたいエテ村を復興する」って言ってたと思うんだけど、マメミムが村長でいいのかシンイ?と思わなくもない。

いやまあやるけどさ。

じつのところ、エテ村を復興する意味ってあるかしらと思ってたのがシンイが野ざらしにされていた理由なので、シナリオ進行上必要じゃなければもっと放置されていたと思う(メタ)。村人はみなころしにされたし場所だってへんぴなところにある。慰霊碑でも立ててきれいにしとけばいいじゃないかと思うんだけど、シンイに言われて集まってきたひとたちを見てちょっぴり考えをあらためる。村に来たのは姉ミムメモゆかりのひとたちだった。

冥王ネルゲルが村を滅ぼした理由は、時渡りをころすためだった。

それは自分が時渡りであることを知らなかったマメミムの責ではないと思ってる。あのときまずいことをしたというなら、テンスの花があればいいと村人を安心させちまったアバさまで、あれがなければパニックになった村人の何人かは逃げて生き延びたかもしれない。仮定でしかないけど、芽を摘み取ったのはアバさまだった。

だけどミムメモを時渡りですっとばしたのはマメミムだ。それは知らなかったと言えることじゃない。いつかミムメモが帰ってくる場所ができるかもしれないなら、マメミムがそれを手伝わない理由はない。新しく織られたエテ服は、ミムメモが着てるへんてこ服よりは似合うと思う。マメミムにとばされたあとのミムメモの苦労を追うことができる。「両親」がいない理由がわかる。錬金術師バルザックの遍歴が知れる。

進化の秘法。

人間めいた生き物をむりやり進化させて強大な化け物に変える術で、たぶん最初はハンババめいた姿になって、もっと進化するとおにこんぼうになる。たぶんもっと進化すればエスタークとか災厄の王の姿になる。両親は秘法を封じる旅に出るから、ミムメモたちはエテ村に残された。

知っている以上放置はできない。関われば危険は目に見えている。旅に出ないという選択肢はない。両親がミムメモを置いていったのは当然だけど、問題はアバさまがへんな予言をしたことだ。そのせいでミムメモとマメミムは村で浮いた暮らしをしなければならなかった。

時見とか時渡りとか、ひとを不幸にするだけの力でしかない。

マメミムはそう思っている。それが予言や予知ではなく予測や予想なら、ひとはもっと賢く行動できる。エテ村が滅びる予言も、おそろしいものになる予言も、いっそ誰にも言わないほうがましだった。時渡りなんてなくても、グリエとギルガランは立派な王様だった。ムストの人々を助けたのはクロウズ=シンイとミムメモの行動であって予知じゃなかった。

まだシンイは理解していない。シンイはマメミムとミムメモがいる新しいエテ村で暮らしたいとか思ってるのかもしれないが、それは単なる郷愁だ。その思いは、なにをやっても、どれをつくっても、いつまでたっても「これはあのときのエテ村じゃない」というさみしさしか生み出さない。マメミムの家はマメテントだから、新しいエテ村に帰るとか思ったことがない。ここがミムメモの帰る場所になるなら、それはエテ村だからじゃなくて、彼女の遍歴で出会う人々が集まる場所だからだ。

そこにシュキエルさんが現れた。

マメミムが考えもしなかった、シンイが受け入れようとしなかった彼女が、村に慰霊碑を立てた。新しいエテ村の一隅にあるこの慰霊碑だけは、マメミムもミムメモもシンイも帰ってくることができる場所だ。たまにはここにお花を捧げに「帰ってきても」いいかと思う。そのときはミムメモもシンイもいるだろう。これがエテ村復興クエストだ。

理解しているだろうか?

ミムメモがかかっているのは「時渡りの呪い」だ。それは滅びを回避するという妄執にひとを捉えて離さない。アバさまやドミネウスが陥った「時見の呪い」とおんなじものだ。時を旅するミムメモが、いま目の前にいるひとたちを助けた結果が新しいエテ村にあるというのに。

シンイはクロウズから学ばなかったのか。予知なんか見えなくても、クロウズの意志とお前の行動はナドラガンドを救うことができた。クオードはドミネウスとおんなじ穴に落ちかけてたし、メレアーデはまだなんにも考えてなさそうに見える。これから彼らは変わるのだろうか、気づくのだろうかと思う。

もうほんとみんなむつかしく考えすぎだ。マメミムにしてからがむつかしく考えちまうやつだから、うっかりしそうになるたびに思い出すことにしている。

英雄はすべてを救うよ。

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