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ぬくぬくどり

マメミム

[マメミム]

キャラID
: IB818-138
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 僧侶
レベル
: 133

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マメミムの冒険日誌

2022-06-10 17:39:59.0 テーマ:シナリオ・クエスト攻略

長文)指針監督官ベルマのその後(Ver4クリア後ネタバレ)

どう書いても多分にネタバレになりそうで、いつもはネタバレがあっても最低限ぼかして書いてるつもり(あくまでもつもり)なのだけど、今回は自信がないからあいだを空けて書くことにしようそうしよう。








こんくらい空ければいいだろう。クエスト「時の書と罪の書」の話。時見の箱に支配された野蛮人たちが暮らすエテ王国で、まともな人間といえばディアンジ、ザグルフ、そしてファラスの三人くらいだったと思うけど、監督官を名乗るベルマもほかのエテ人とちがうといえばちがってた。

たぶん10代王様が定めた最初から、王国の法には「指針書に従うべし」と明記されている。だからベルマは厳格に法を守ろうとしただけで、恣意的に好き勝手に生きてるエテの民とは違う、法と秩序の番人だった。問題は指針書そのものが、キュロノスが恣意的に好き勝手に書き換えているシロモノでしかなかったということだ。ベルマは何も間違えていなかったけど、ベルマが従う法と指針書が間違えていた。

それで彼女のしたことが免罪されるわけではない。だから彼女は救われない。

王宮が消えて王都が現代に飛ばされて、それでもベルマは生きていた。異形獣に襲われた王宮で、ベルマが生きていたのはクチの悪い従者たちに助けられたからだけど、騒動の中で指針書も無くなって、よりどころを失って、人目を恐れて隠れていた彼女に、マメミムは彼女が無くしていた指針書を見つけて手渡した。

ドミネウスの回顧録。

王宮にあった回顧録を読んで、すべての事情が知れる。ベルマはドミネウスの娘だったが、彼女の母マイナは指針書の命で父と結ばれると、後にその指針書の命で自殺を強いられた。ドミネウスは指針書の命で王妃をめとり、ベルマはそのまま捨てられた。身寄りのない孤児を集めている王立アルケミアに捕まった彼女は、そこで実験動物にされた。後にワグミカが就任するまで、人体実験は続いていた。

ベルマが抜擢されて監督官になったのは大臣の密命だったから、それはドミネウスの最後の愛情だったのかもしれない。ベルマは自分が指針書を預かるドミネウスに助けられたと思っていたろうし、指針書を信じていれば父が助けに来てくれると信じていた。指針書は彼女にとって、たったひとつの家族だった。

これドラクエでやっていいのかと思わせるひどい設定だ。

ベルマはキュロノスの傀儡だったドミネウスが用いた凶器でしかなかった。でも彼女が凶器として人を傷つけた事実は変わらないし、ベルマに弁明の余地はない。メインストーリーが終わったあとの、サブシナリオでひっそり救われる道があるだけよほど寛容かもしれない。

信じていた指針書を失った彼女が、正気を失いかけていたのも無理はない。その彼女にドミネウスの回顧録を見せるべきか、選択肢が示されるけど、これはマメミムが迷うことじゃない。彼女からほんとうのことを知る権利を奪うことはできないし、誰がそれを伝えるんだというなら、ベルマのために「たったひとつの家族」を取り戻したお節介なやつだろう。

ベルマは何も間違えてはいない。

エテ王国で魔法生物の錬金が禁止されたことに、キュロノスやドミネウスの意図がどこまで反映されていたかわからない。だけどリンカが妹そっくりの魔法生物を錬金して、自由人の集落では魔法生物が労働力扱いされていて、アルケミアでは異形獣や、後にエテ島を沈める魔法生物が生み出されていたのだから、問題がないわけがない。自我が存在するものを道具として扱うことの残酷さに、反逆の声を上げたのはC141だった。

ゼフはなにもわかってない。自分たちが悪いことをしてる自覚があって、それをとめることができなかったから、罪ほろぼしをしようと思ったという。そのゼフがリンカの所業を見逃して、とめることができなかったのだから、やっぱりこいつは残念なやつでしかない。

彼女なりに立ち直ることができたベルマは、ドミネウスへの憎しみを糧にしたんじゃない。たぶん彼女の原動力は、これまでの彼女の境遇への「怒り」だろう。彼女との会話は彼女らしい言葉で締めくくられて、従者はマメミムに感謝らしき言葉を告げる。ベルマはなにも救われないが、彼女にそんなものを与えるのは彼女を侮辱するだけだからこれでいいのだと思う。

ベルマはマメミムの父親の兄の娘ということだから、めんどくさい従姉妹が増えたものだと思うけど、メレアーデとクオードがもっとめんどくさい従姉弟だから、ひとりくらい増えても別にかまわない。


指針書を書き換えることができたのはキュロノスだけだ。
そのことだけは忘れないようにしようと思ってる。

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