僧侶に必要なのはすばやさだと放言しているマメミムは、ヴェリナードにある合成エナジー蓄積屋のカウンタ前でふと思う。ブエルよりも完成間近いアモン紋章に替えたほうがすばやさ上がるじゃん!かいふく魔力が下がるけどたいしたことじゃないと装備を変更して、すばやさ720を超えて満足する。
エンドボスとかいうのに向いてるらしいと始めた僧侶。耐性なんもないLv100くらいで禿頭鬼ジェルザークを相手に延々とサポ攻略を練習した。スクルトフバーハキラポンホップ聖女女神スピリットゾーンをばらまいて、なかまが被弾したら回復蘇生を飛ばすおしごとだ。3を討伐したときLv109まで上がってた。
それにしても手が足りぬ。
バフを積んでは剥がされる。爆裂トラップハザード耐えながら回復しつつ、バフを積みなおしていく戦いだから行動間隔は短いほどありがたい。行動回数を稼ぐためじゃなくて、あと0.1秒早ければこの行動が間に合ったのに、という事態をすこしでもナシにしたい。存在しないプレイヤースキルに頼るより、マメミム自身の性能を上げたほうがいい。
ふだん酒場に預けている僧侶マメはブレスと眠りおびえマヒ転び踊らされ耐性を揃えてる。耐性なんか必須じゃないと吹聴してるけど、ないよりあったほうが楽なのはまちがいないから避けられない攻撃への耐性を優先した。つまり酒場用じゃなくて自分で使うための耐性だ。
すばやさはジェルザーク始めた当時が600くらい、3を倒したときには630まで上げていた。回復蘇生しながら剥がされてもバフをかけまくる。すばやさあげて行動間隔を短くする。すばやさの計算式はざっくりで
すばやさ600 行動間隔4.94秒
すばやさ660 行動間隔4.74秒
すばやさ720 行動間隔4.54秒 ピオラx2なら行動間隔3.89秒
あのときへたっぴだったマメミムは、いまでもへたっぴなまま0.4秒早くコマンドメニューが開いて次の行動ができるようになっている。ピオラx2あれば1秒以上早くなる。焦ってコマンドまにあわない!というときに、コマンドを1秒早く選べるようになった高機動型マメミムだ。
閑話休題。
ひとつは先だって開催されたインフェルノフィーバー再演ジェルザークで、ノアさんが翠羽根を10枚ごっそり手に入れたことがきっかけで、もうひとつはそのノアさんが天地雷鳴士を育ててくださっていたことがきっかけだ。そして天地雷鳴士には最強呪文の一翼を担うピオリムがある(もう一翼はもちろんボミオスだ)。
せっかくだからふたつめのウイング狙いましょう!とノアさんにお声がけ。羽根集めだから難易度は「1」でいい。僧侶と天地のコンビが相性よいのはいまさらで、キラポンとピオリムをお願いして、カカロンを呼んでもらえばどんどんバフが積み上がる。最初のマグマ様を止めれば攻勢も衰えるから、あとはサポまもアグーさんやロジーさんが暴力をふるう。
なんべんも戦ってればそれなりにいろいろあるわけで、最難関はラグでまくり回線止まりまくりでジェル本体の残HP50%からマメ僧侶がフリーズした戦闘だ。必要なバフはぜんぶ積んだけど、僧侶なにひとつ動けないまま天地ノアさんだけでしのぐ。凍った画面のこちらでやきもきしつつ、突然早回しで画面が動いてばーんと音が聞こえて勝利する。つまりマメミム後半何もしてないけれど!申しわけなさよりうれしさが勝った戦いだ。
翌日勇んで挑んだジェルザークは、前日「ひとり動けない相手に負けた」腹いせよろしくハザード連打のくそパターンで襲ってくる。サポが避けられない地面攻撃を、ホップスティックが間に合わないあいだに5発6発とたたきこんで倒れたところにマグマ様。とはいえこんなはげどもよりもラグのほうがよほど怖い。さいわいこの日は通信良好で、連続蘇生と新ひっさつ女神で立て直す。ベホマラーとかちんたら使ってられないから、ベホマ狙撃が切り札だ。
ジェルザーク「1」を7分30秒かけて討伐する。
最速3分切った相手に倍以上の時間をかけての勝利だけれど、マメ的にはこれこそ会心だ。理不尽に思える展開でサポがころされまくっても、負けなければ負けないから耐えればそのうち逆転できる。なんてひどい流れだwと心中あくたいをつきながら、でもこれ勝てるなあと思ってるから意外とプレッシャーもない。タイムアタックをしてるわけじゃないし称号戦をしてるわけでもない、それが楽しくてしかたない。
赤宝箱にも羽根を見つけてこれでぴったり30枚。目的はおしゃれ装備を手に入れることと、どうせなら楽しく戦えればそれでいい。おめでとうございましたと心からうれしくなる、そんなマメミムの攻略だ。
記念撮影。サポにベルマさんがいるー!と耐性無視してお雇いして、何も問題なく勝てたのは、もちろんノアさんにキラキラポーンをお願いしたからだ。