ところでマメミムはひとが言うほどリーネさんを嫌っていないというか、アクセサリ合成がまるで完成しないのは「だってキミそのほうがいいと思ってるよね?」と言われている気がしなくもない。完成しないアクセサリは遊ぶ理由になるし、たいていは未完成でも使えるものがほとんどだ。
それでいて犬仮面はピオラ祈り早詠みを一発で完成させてくるのはぜったいわざとだと思う。
そんなわけで、いつやろうかと思っていたリーネさんのキャラクターズファイルを先日シルルさんと一緒にクリアした。一緒にというのはサポなしスパスタx2で挑みましたというもので、Lv115スパスタならこれでも楽だろうなあと思ったら思った以上に楽だった。ボディガしてスパークショットしたらウェーイ系のさかなどもをなぶるだけのおしごとで、護衛だから危ういのもよくないよねということにする。
世界の支配者リーネさんを相手にして、虎の尾をふんづけながらツイストダンスを踊っていることに気づかないスクアーロ海賊団を、一刻もはやくとらまえて彼らを護らなければならぬ。「海賊は山にはいないんだなぁ」と、ああこのひとたちばかなんだとあちこち引きまわされては、彼らの身の安全が心配になってくるどきどきの展開だ。とりあえずスクアーロは、きんのゆびわをおもさ埋めにすればパラディンの女性によろこばれることを知るべきだと思う。
ちがう、そうじゃない。
妙な像から解き放たれたのは、貧乏神デビルニャンという、リーネさんに対抗するには最悪のチカラの持ち主だ。世界の貨幣価値を守るためのシステムとして合成屋とかごみぶくろが存在しているのだから、所持金をゼロにする能力はリーネさんを強化するだけになる。
デビルニャンとの戦いはイベント戦みたいなものだけど、効いてたのはふっとばし斬りだけで、むしろこれでリーネさんの行動を止めないかぎり彼女のターンがくればすべては終わる。ほおっておいても次のターンにはオカネがやってくる「世界経済」を前にして、消しとばしたオカネのぶんだけ価値が上がったゴールドシャワーがふりそそぐ。
超魔力覚醒でもメドローアでもなく、14300ダメージ出すのはリーネさんだけだろう。
おつかいクエストで世界をひきまわされるのも悪くない。とりたててリーネさんにうらみがあるわけでもない。失われたアークよろしく触れることが許されない場所は、「だって他のヒトじゃできないものねえ」くらいのつもりで管理しているのだろう。好きとか嫌いという話じゃなくて、リーネさんに対しては、なんというか、そうですよねえという感じで同意できる。
キミならわかってくれるんじゃないかと言われている気がして、リーネさんがマメミムに護衛を頼むならそんな感じだろうと思うのだ。スクショくらいでしか撮れない、ちょっぴり見せてくれた笑い顔がいい感じだなあというだけで、マメミムには護衛をした甲斐がある。
リーネさんのキャラクターズファイル。ひとと感想がちがうかなあとも思うけど、ひとと感想がちがうなんてマメミムにはいつものことだ。おつきあいいただいたシルルさんにありがとうございました!と言いながら、山にも海にも列車にも連れまわされたのは、ちょっとした旅行みたいで楽しかったですよねと思う。
「こいつらばかだ」
「ばかですよね」
ひとつだけ不明なのは、捕まったスクアーロたちがエンディングでぶちこまれていた牢獄は、いったいこの世界のどこにあるのだろうということだろうか。もしかしたら、マメミムが彼らに会うことはもう二度とないのかもしれないし、再び出会えた彼らはもうマメミムが知る彼らではないのかもしれない。
楽しかったですw