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ぬくぬくどり

マメミム

[マメミム]

キャラID
: IB818-138
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 僧侶
レベル
: 133

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マメミムの冒険日誌

2025-01-31 17:12:33.0 テーマ:シナリオ・クエスト攻略

長文)時見の名探偵(Ver.6.1ねたばれ)

時間と空間は本来おなじもので、それはたんなる座標のちがいでしかない。キュルルと旅をして、時渡りとルーラが同一のものであるこの世界における時空の概念を教えられる。それでは時見とはなにか、予知とはなにかといえば、遠い地平の向こうを見はるかす望遠鏡のようなチカラだと考えればいい。過去であれ未来であれ、見えたさきにあるものはまちがいなくそこにあるけれど、自分が見ていない時がどうなってるかは「わからない」。

天空の檻にタマシイを捕らえて何百年も何千年もとじこめたあげく、儀式に失敗すれば悪神よばわりする。事態を解決するためにひとを頼るときでも助けてくれと頭をさげることはなく、「人助けは勇者の本分だろう」と本来人助けが本分であるはずの天使の姿をまねておきながら口走る。

身勝手な羽つきどもの犠牲になった、英雄たちのタマシイを助けようと思うのはこんな連中のためじゃない。ラダ・ガートや三闘士は気のいい連中だし、リナーシェは過ちこそあれ戦争を収めて国を興した偉人だし、ハクオウは国を守りつづけた献身的な戦士だった。儀式とやらで植えられた呪炎のタネを回収して、聖天舎までもっていったらルティアナ聖泉までこいとの誘い。これはさすがに罠だなあと思うけど、罠ははまって踏みつぶすとは某冒険者も言っていた。

しんかの秘法を失敗させて羽つきどもがいう悪神にする。

目的は天星郷を侵略しようとしているものが、羽つきたちを内部から切り崩すため。ではそれができる内通者は誰かといえば、聖泉に入れる羽つきの中で儀式を強行しようとしたヘルナントカしかいない。お姉様はそんなひとじゃないとさわぐユーちゃんマジ私情のたわごとには耳をかたむける価値もない。このあたりの事情はフォステイルも理解して、儀式をばっくれたのも彼が未来を予知することができたからだった。

「予知が真っ暗でなにも見えなくなったからね」

この状況で予知が見えないーと泣きわめくやつもいたけれど、フォステイルはこのチカラを正しく理解する。時はいたずらに分岐する。未来であれ過去であれ、見えない時間とは介入することができるタイミングのことだ。ここにマメミムを介入させることで事態をおもしろおかしくできる。プクリポならそう考える。

フォステイルは全知全能の超越者じゃない。もと宮廷魔術師の陰謀家で、目的は手段を正当化すると考えてるだけだ。彼は悪辣な陰謀でパルカラスを滅ぼしたけど、それで生まれたメギストリスは立派な国だった。立派な国に邪悪なフォステイルはいらないから、あとは陰謀をめぐらして自分をしまつすればいい。

めのまえで困ってるひとがいればほうっておけず、たのまれればはいとしか言わないおひとよしのおせっかいはフォステイルの目に変人としか映らぬだろう。ならばわが目的のために、この変人がいれば自分よりもずっとマシな方法で世界を救ってくれるかもしれぬ。これまでだって彼女はこの調子で世界を救ってきたではないか。

たぶん彼がしたことは、しんかの儀の当日にマメミムをねぼうさせて置き去りにしたことだ。見えない時間に介入して未来を書き換える。流浪のフォステイルがやってきたことと変わらない。はたしてマメミムが英雄たちを助けてまわるというめんどくさそうな方法を選んでるうちに、事件の全容を調べてまわることができる。

・しんかの儀を失敗させようと呪炎のタネを用意した
・とつぜん英雄候補マメミムが増えてタネが足りない
・そいつを失格にするか、タネを用意する時間を稼ぎたい
・準備ができたらとにかく儀式を急ぎたい

急いでタネを用意させて衰弱したアルビデはしんでしまう。ルティアナ清泉を吐瀉物まみれにできたのはヘルナントカ、ごりら長、ユーちゃんマジバッジほか数人。儀式を強行しようとしたのはヘルナントカだけだった。あとは裏とりの調査をすればよい。お姉様はそんなひとじゃないとさわぐユーちゃんマジ私情のたわごとには耳をかたむける価値もない(本日二度目)。

フォステイルに問い詰められたヘルナントカはもはやこれまでと襲いかかってくる。とりたててつよい相手ではないけれど、呪炎の傀儡という名前だけで後ろに黒幕がいることはわかる。こいつなりにまじめな性格だったから、羽つき社会に絶望して侵略者に内通する道を選んだのかと思ってたけど、じっさいにはむりやり支配されてただけらしい。

これで残るはふたりの勇者だけ。ヘルナントカの失敗を聞いたアシュレイが、天使もたいしたことがないと呆れるような言葉を吐いてたけれど、いまごろ気づいたのかねと言いたくなる。

フォステイルならば言うだろう。
英雄などと呼ばれている僕たちもたいしたことはないさ、と。

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