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フォースマエストロ

ミラージュ

[ミラージュ]

キャラID
: DX235-898
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 133

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ミラージュの冒険日誌

2015-01-12 03:35:41.0 2015-01-17 17:02:34.0テーマ:その他

【2.4ストーリーネタバレ注意】なりきり冒険日誌~天馬、そして月(1)

◆                                                                    ◆
 気が付くと、そこは白の世界だった。
 ぼやけた視界の中、真っ白な何かが舞い降りた。
 雪……いや、もっと温かいものだ。
 純白の羽根がひらひらと舞う。天使の翼か。どうやら私のような信心の薄い男にも、天国は門を開いてくれたらしい。案外、神とは慈悲深いな……

「勇者の仲間たちよ。まだ死ぬときではありません」

 ム……。これは神が伝説の勇者にもう一度機会を与えるときにかけたという言葉か? よくもまぁ私にような一介の魔法戦士にまで声をかけてくれるものだ……

「そなたに再び、機会を与えましょう。さあ、目をおあけなさい……」

 だが、私は勇者の血を引く者でも導かれしものでもない。おそらく、ここまでだろう……。

「目をお明けなさい」

 ううむ、何か獣臭い匂いがする。天国とは馬小屋のような匂いのする場所なのか……

「聞こえているのでしょう、魔法戦士ミラージュ!」

 少々苛立った声が耳に刺さった。顔を上げる。と、真っ白な馬面が目の前にあった。 「う、馬が喋った!?」
「寝ぼけているのですか?」

 天馬ファルシオンは呆れたように小さな嘶きを漏らした。
 周囲を見渡す。ここは光の神殿。私のほかに数人の冒険者たちが、ここで傷を癒していた。
 状況を思い出す。戦いの中で重傷を負ったものは、ここまで撤退して手当てを受けるという手筈になっていた。どうやら私は意識不明のまま、ここまで運ばれてきたらしい。
 認識が追い付くと同時に、弛緩していた身体に焦燥の汗が走った。
 飛び起きる。
 すぐさま傍らに置かれた剣を手にする。こうしてはいられない。

「お待ちなさい、どうしようというのです」

 ファルシオンが鋭く咎めるように言った。

「無論の事。勇者姫の援護へ向かいます」
「何の準備もなく、何の対策もせずにですか?」
「今は一人でも手が欲しいはずです」
「足手まといは欲しくないと思いますよ」

 品よくすました口元から放たれた毒は、あの不浄の毒と同じくらい鋭く私の身体に染み込んだ。だが、脚は止まらない。
 頭に血が昇っていたのだろう。私は、間髪入れず大魔王へと再戦を挑んだ。
 あまりに愚か、あまりに浅はかというべき行動だった。
 私は前回と同じ冒険者を連れ、前回と同じように戦い、加速する世界を抜け、そして前回と同じように不浄なる世界に倒れたのだった。
 大魔王の嘲笑が聞こえる。
 再び、白馬の声が響いた。
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