前回の日誌から引き続き、歴代DQの思い出、天空編です。
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まずはDQ4
ゲームそのものも勿論ですが、小説版がかなり印象的でした。
ピサロとロザリーの馴れ初めや魔界の権力闘争、大人の魅力あふれる知的で渋い戦士ライアン、男装して旅をする宝塚なアリーナに、何故か童話風の語り口で描かれるトルネコの冒険。
くさりがまの鎌の方をグルグル回す危なっかしいミネアや、自分と違って「清純派」のミネアを、姉妹としては愛しつつも、女として嫉妬しているマーニャの内面描写などなど
オリジナル要素が強く賛否両論分かれる作風ではありましたが、私にとっては「こういう解釈もアリなんだ!」と、魅力あふれるドラクエの世界をさらに拡大してくれた存在でした。
ゲームをプレイして、その知識を元に小説版を読んで、そこで広がったイマジネーションと共にもう一度ゲームをプレイする。
おかげで何度も遊んだゲームになりました。
お気に入りだったパーティ構成は勇者、ライアン、アリーナ、マーニャ。
どうも当時の私は攻撃重視というか、「回復なんて戦闘後にやればいいんだ!」派だったようですw
モンスターでは5章のバルザックが印象に残っていますね~。かなりの強敵でした。
最後に一人だけ残ったクリフトがちまちまと回復しながら粘り続け、長期戦の末、結局全滅……
そして少しレベルを上げてから挑むと、今度は意外なほどアッサリと撃破。
「ドラクエのボスは長期戦になってジリ貧で負けるか、速攻で撃破するかの2択」という格言がこの時、私の脳に刻み込まれました。
後に自動回復のことを知った時は膝を打ったものです。
そりゃ、一人でちまちま攻撃し続けても永遠に勝てないわけですよ……。逆に一気にダメージを叩き込めば短期決戦で勝てるわけで。謎が氷解した瞬間でした。
全く、凄いことを考える人もいたものです。
ところで、私の周りでは勇者の名前を「とんきち」にすると超強くなる! という訳の分からないデマが流れていました。
5章にいくまで時間がかかるのですぐには検証できず、「失敗することもある」という予防線も引かれていたせいで「嘘だ!」と断言することもできず、結構な数の友達が引っかかっていた模様。
子供時代ならではですね~w
さて舞台をSFCに移してのDQ5
第一報で公開された「杖を持った主人公」が衝撃的だったのを覚えています。
が、実はここでまたリアルタイムでプレイできなくなってしまいました。
何故なら、SFCを持っていなかったから。
再びプレイ環境は友達の家で「ちょっとだけプレイさせてもらう」状態に戻ったのでしたw
中には「500円で冒険の書一個売るよ」という商魂たくましい友達も……w
自分の冒険の書を持ったのは、やはり発売から結構経ってからでした。
5といえばやはり仲間モンスターシステム。ドラゴンキッズのコドランがお気に入りでした。
最大レベルが30なので終盤はキツいんですが、それでも無理矢理使ってましたね~
もちろんDQ10でも仲間にしてます。
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主人公が勇者じゃない、というのも結構なショックでした。
当時は「勇者」という言葉そのものが「ドラクエの主人公」ぐらいの認識でしたから。
友達に勇者のレベルいくつ? と聞かれて主人公のレベルを答えたことを覚えていますw
リメイク版もプレイしましたが、大人になってからプレイすると昔は何とも思わなかった台詞に心を打たれたりしますね。
特に、後半で子供ができてからルドマン夫人に話しかけた時の台詞
「子供がいるだけでは親にはなれませんよ。反対に子供から ひとつひとつ教えられて本当の親になっていくのです」
これはまさに至言。
もっと知られて欲しい名台詞です。
最後にDQ6
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これは何故かサントラ盤を先に購入したことを覚えています。
本編をプレイする前にオーケストラの奏でる壮大な音楽を聞き、まだ見ぬ冒険に思いをはせていました。名曲ぞろいですね。
そろそろドラクエ10でも「さすらいのテーマ」がかからないかな、と思ってます。歴代フィールド曲でも一番「冒険者」らしい曲だと思うのですよ。
本編で思い出深いのは、10にもゲスト出演しているテリーの微妙な性能w
苦労して仲間にした割に拍子抜けの弱さに、逆にムキになって勇者まで育ててからラスボスに挑みました。
そこまで鍛えれば当然、楽勝なわけで……思えばムーアさんには申し訳ないことをしましたねえw
10での本職である魔法戦士もこの作品から参戦。かなり残念な性能でしたが、職レベルを上げた時の称号「フォースロード」が妙に格好よかったことを覚えています。
まさか後に「フォース」が魔法戦士の代名詞となるとは……
そういえば偶然ですがマダンテの初出もこの作品。
歴史を感じてしまいますね。
というわけで、天空編の思い出でした。