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フォースマエストロ

ミラージュ

[ミラージュ]

キャラID
: DX235-898
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 133

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ミラージュの冒険日誌

2017-05-26 22:07:39.0 テーマ:その他

探索(2)~なりきり冒険日誌【注:ver3.5ストーリーに関する記述有り】

ポイントE4

 魔物達を退けると、ひらけた道の先には、大きな教会があった。
 地図と照らし合わせれば、ここが街の中心地であることがわかる。竜の角を模したような先の尖った二本の柱は未だその雄姿をとどめていたが、屋根は破れ、神々しいステンドグラスは砕け、品のあるベージュの絨毯は無残に風雨にさらされていた。
 歩を進める。
 教会の奥に佇んでいたのは、翼をもつ美しい女神の像だった。
 稲妻が空を横切るたびに、慈愛に満ちた彼女の尊顔が憂いの影を帯びる。
 それは、祈る者達に手を差し伸べることすらできなかった天使の嘆きだろうか。
 ……いや、待て!
 私は感傷にふけろうとする心を戒めた。
 何かがおかしい。私は周囲を見渡し、もう一度女神像を観察した。
 白く美しい女神。……美しすぎる。
 風雨にさらされ、埃だらけとなった教会の中で、この女神像だけがあまりに美しすぎる。まるで、誰かが手入れをしたかのように。
 さらに奇妙なことに、奥の燭台には煌々と赤と青の炎が灯っていた。盗賊が床を調べた結果、巧妙に隠されてはいるが、つい最近、誰かがこの教会に立ち入った形跡が残されていることも分かった。
 どうやら、この教会には今も何者かが出入りしているらしい。
 ここでその人物を待ち受けるのもいいが、まだ街の探索が終わっていない。
 我々は地図に大きく目立つ目印をつけ、一旦、教会を後にした。


ポイントD2

 教会の裏側の小高い丘は、集合墓地となっていた。小さな墓碑が我々の前に立ち並び、北西には翡翠の聖塔が見える。
 人々の祈りが傷ついた魂を癒し、神の威光が彼らを天へと導く。そんな神聖な場所もいまや荒涼とした荒野の一部にすぎなかった。
 八本脚の獅子顔の魔獣が墓碑を踏みつけ、哀れにも彷徨い出た亡者たちは行き場所を無くし、途方に暮れていた。

 無傷のまま残った僅かな墓標を調べると、その多くが街を覆う毒の風による犠牲者のものだということが分かった。
 だが、その中に一つ、異彩を放つ墓碑銘があった。

 "勇壮なる疾風の騎士に天かける竜の翼を与えたまえ"

 墓碑銘には似つかわしくないこの文言は一体、何を意味するのだろう。我々は手帳にこの言葉を書き写し、さらなる探索へと向かった。
 墓地を立ち去ろうと振り向いた私は、そこで思わず足を止めた。
 北東の空、気流の渦巻く彼方に、巨大な翼が見えた。
 巨岩……あるいは巨像。それはまるで巨大な竜のように、聖塔と共にムストの町を見下ろしていた。
 その威容に、我々は竜神ナドラガの存在を思い出さずにはいられなかった。

 ナドラガとアストルティアの神々。この街に滅びをもたらしたのが神の意志だとしたら、それはどちらの御業だろう……
 答えの出ない疑問は、始まった時と同じように突然に終わりの時間を迎えた。
 獅子頭の魔獣が、嗅ぎ慣れない匂いに興味を抱き、集まってきたのだ。
 我々は再び剣を取った。
 鎮魂の丘に、返り血が舞うことになるだろう。
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