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フォースマエストロ

ミラージュ

[ミラージュ]

キャラID
: DX235-898
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 130

ライブカメラ画像

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ミラージュの冒険日誌

2022-04-29 15:19:16.0 2022-04-30 02:46:40.0テーマ:その他

魔法戦士と矢の如き光陰の語り~なりきり冒険日誌

 月日は百代の過客にして、行き交う年もまた旅人なり。

 ……とはカミハルムイの歌人バショオ氏の言葉だが……
 私の目の前を今、ものすごい勢いで旅人が通り過ぎていく。

 それはもう、ドルボードの比ではない。光陰矢の如し。目を離せば一瞬で手の届かないところへと消えていく。
 ついこの間までクイーン選挙をやっていたかと思えばナイト選挙がいつの間にか終わり、新しい時代が到来し、エイプリルフールも過ぎ去った。早い。あまりに早すぎる。

 私が思うに、これは恐らく……



「時空の歪み的なものが発生ているのではないかと……」
「お前が忙しかっただけだろ」  ナイト総選挙2位のヒューザが即座にツッコミを入れた。おめでとう。2位おめでとう。ラグアス王子に大差をつけられての2位おめでとう。

「トゲがあるぞ。……っつーかお前、俺に投票してねーだろ!」
「失敬な。義理で1票だけ入れたぞ。残りはファラス殿だが」

 因みにラグアス王子以外はほぼ横並びで、新顔の数名がやや低迷する結果になった。
 クイーンコンテストも傾向は似たようなもので、リナーシェ様も最下位に終わっている。ウェディとしては残念な結果だ。

「いや、残念というより危惧すべき事態、と言うべきだな……」
「何がだよ」
「最下位になったウェディには前例があるだろう」

 そう、このままでは……

「このままでは始原の歌姫が素麺をすする羽目に……!」
「罰ゲームじゃねえから!」  まあ、次回に期待するとしよう。出場権があればだが。

「っつーかお前、話題が古りぃんだよ。クイーン選挙とか何か月前の話だ?」
「割と最近の話のつもりだったんだが……」

 どうやら時間感覚にズレがあるようだ。

「やはり時空が」
「歪んでんのはお前のスケジュールだ!」
「魔法戦士団も! この時期は色々あるのだ!」

 今週さえ乗り切れば、と言い続けてはや数か月。
 気が付けばもう花見の季節も終わり、チェック柄のバイザーをつけた冒険者たちも風と共に去っていった。
 桜は散り行き、時は過ぎ、伝令のドラキーマが無情にも終宴を告げる。諸行無常。ああ無情。

 まあ、妖精の国の催し事には滑り込みで参加できたからいいのだが、それにしても……




「妖精の国は閉鎖されます、という終了アナウンスには妙な切なさを感じたぞ」
「……それは俺もちょっと思った」
 ドラキーマ氏には猛省を促したいところである。

「その話題も1か月ぐらい前だけどな!」
「……光陰、サンライトアローの如し」

 
 ううむ、これはいかん。少しは最新の情報を仕入れねば。
 そう、確かレンドア発で新しい催し事が開催されていたはずだ。
 参加者の話を総合すると、どうやら……

「カミハルムイ南でピンクモーモン狩りが流行ってるらしい」
「………」

 何やら懐かしい景色である。



「やはり時空の歪みが……」
「違う……と思うぞ、多分」  かくして星霜の風はまた流れるのであった。
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