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フォースマエストロ

ミラージュ

[ミラージュ]

キャラID
: DX235-898
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 133

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ミラージュの冒険日誌

2023-09-17 14:50:24.0 テーマ:その他

天星郷の戦い(4)~なりきり冒険日誌【注:ver6.3までのストーリー記述有】

 戦いはまだ続く。私は武器を握り直し、周囲を見渡した。
 レオーネの呪念は魔物達を通して森中に広がり、深翠の大地を黒く染めていた。だが私の周りだけが元の緑。リルリラが隣にいるドワーフの道具使いにも同じく解呪の祈りを施す。彼の周囲もまた、闇が晴れる。
 
「悪神から魔物へ、魔物から人へ、そして人から人へ……。疫病のように連鎖的に広まっていく呪いか」

 私はそう判断し、周囲に呼びかけた。

「癒し手は解呪を優先! 動けるものはそれを援護! 破呪の装備を持っている者は持ち替えておけ!」

 私は叫びつつ、装備袋から聖別された盾を取り出す。錬金術で呪いへの対抗魔法をしみ込ませた盾……悪神の呪いにどれだけ対抗できるかはわからないが、無いよりはマシだろう。
 私は盾に身を隠しつつ、剣を振るった。パラディンが旗を掲げ、魔物たちを引き付ける。その背後で癒し手たちがステッキをかざし、邪念を払う。

「古代の英雄サンは、こういうの知らねえだろ!」

 道具使いが道具袋に背負った装置に2色のコードを通す。と、装置からプラズマ光を照射! 不条理を理へと反転する。プラズマリムーバー。波動光学の恩寵が樹海を照らす。光あれ!

「もっと光を!」

 ドワーフが照射装置のつまみをねじる。光が広がっていった。
 悪神の影が、嘲笑を止めた。
 *

 樹海を覆った闇は晴れつつある。辛うじて壊滅は免れた。が、呪いが生んだ混乱は陣形をかき乱し、後衛を務めるはずだった天使達にも魔物は襲い掛かっていた。
 乱戦である。
 長い苦闘が続いた。一歩間違えれば、全滅もあり得ただろう。
 多くの血が樹海を染めた。時には捨て身になる必要もあった。
 そして傷だらけになりながら魔獣の包囲網を振り払った時、レオーネの分身は、姿を消していた。
 一息つく暇もなく、我々は周囲を捜索した。だがどこにもいない。

「おい、まさか神都に向かったんじゃないだろうな!?」

 我々は傷ついた体に鞭打ってフォーリオンへと急いだ。
 幸い、そこで我々を出迎えたのは悪神の率いる軍勢ではなく、とこしえの神殿から無事、帰還した負傷兵たちだった。数名の天使が物身に出たが、魔軍の侵攻の気配は無さそうだ。
 レオーネの姿は、どこにもない。

「一応……防衛成功、ですか」

 エルフの剣士が地べたに座り込みながら呟いた。

「半分、だな」

 私は手当てを受けながら答えた。
 確かにフォーリオンの防衛と負傷兵の帰還援護、両方をやり通した。だが肝心のとこしえの神殿への援軍は送れずじまいだ。
 レオーネにとっては、神殿侵攻の邪魔をさせないことが第一。その意味で彼は既に目的を達したと言える。だからこそ、彼は捨て台詞の一つもなく姿を消したのだろう。

「まだ戦える者はどれくらいいる?」

 半数が手を挙げた。私はその様を一瞥して、本当に戦えるのはそのさらに半分に満たないと悟った。私自身、腕を負傷し、とても万全とは言えない。
 このまま進軍しても、いたずらに被害を増やすだけだろう。
 致し方なし。
 逸る気持ちを抑え、我々は一旦、治療と状況整理に専念することを選択した。せめて本当に半分が戦えるようになるまでは、動くべきではない。
 じりじりとした焦燥が胸を焦がす。天星郷の風は、身を切るような冷たさだった。
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