目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

フォースマエストロ

ミラージュ

[ミラージュ]

キャラID
: DX235-898
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 134

ライブカメラ画像

2D動画 静止画

写真コンテスト

{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 

ミラージュの冒険日誌

2025-01-19 19:56:56.0 テーマ:その他

魔法戦士、ゼニアスに立つ(3)~なりきり冒険日誌【注:ver7.1までのストーリーに関する記述有】

 薪の弾ける音がぱちぱちと響く。鍋の中から酸味のきいたスープの匂いが漂ってきた。もう夜も遅い。探索は明日からになるだろう。
 今日のところは運搬してきた物資の荷下ろしだ。食料、燃料、衣服に水。ゼニアス常駐の研究員たちにも、この補給は好評だった。こちらでも水源や釣り場は確保できたそうだが、やはり故郷のものは安心感が違う。

「おっと」

 物資を運ぶ中で、積み上げたサバ缶が荷台からこぼれ落ちた。拾いながら私はウームと小さく唸った。
 ヒューザの好物だから持ってきてやったのだが……。同郷の友人を思い浮かべ、私はため息をつく。相変わらず付き合いが悪い。

「こんな大量に食べないでしょ」

 リルリラは呆れ顔である。

「いや、あいつは出された分だけ食べる奴だぞ」

 子供のころからそうだった。今も大して変わってない。
 ちなみに報告書によると。ゼニアスにサバは生息していないらしい。生態調査も、探索隊の任務の一つだ。

「エステラさんやシリルさんとも、会いたかったなぁ……」

 リルリラが体を伸ばしながら呟く。
 シリルとは魔王アスバルがウェディに扮してウェナを訪れた際、偽名として使っていた名前だ。竜族のエステラ嬢はナドラガンド探索以来の友人で、神に仕える者同士、リルリラとは仲が良かった。いずれも"燈火の調査隊"のメンバーである。

「あらためて……凄い顔ぶれだな……」 「もう帰っちゃったけどニャ」

 ニャルベルトは白けたような顔で喉を鳴らした。確かに肩透かし気味ではある、が……

「まあ、我々は我々でやってみるさ。ひょっとしたら未発見の街や国……第一陣以上の発見があるかもしれんぞ」

 そう、"創失"の脅威が消えたとはいえ……いや、消えたからこそ、ゼニアス探索は始まったばかり。燈火の調査隊は道を切り開いたが、道を発展させるのは、そこを歩く者達なのだ。

「早々にとんぼ返りしたヒューザの奴を、悔しがらせてやる!」
「はいはい」

 リルリラが崩れたサバ缶を台に戻しながら笑った。猫も笑う。私も同じだ。異界の星明かりが鈍く輝く。
 見知らぬ空の下、見慣れた仲間達と共に。
 ゼニアスでの我々の旅は、こうして始まったのである。
いいね! 13 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる