いつ頃からか毎回手の込んだ曲紹介をするようになって、もう後戻りできなくなっている酒場ピアノ店主とうこです!w
この感想日誌の分量やイベントの最初から最後まで私の選曲を見れば、毎週開催できるようなプレイベじゃない事がわかると思いますw
今回も5コス用意して定型文も2キャラ分フル活用し体験版と感じさせないぐらい饒舌に解説しました。
① ビリンバウ 3:55
作曲 バーデン・パウエル
津軽三味線 上妻宏光
歌 小野リサ
ブラジル人でこの曲を知らない人はいないと思われる名曲中の名曲です。
私は中学生の時から各地の図書館に置いてあるCDを片っ端から聴きまくって、世界中の音楽に触れてきました。
普通の人と音楽の趣味が違って、変な方向にだけ詳しいのはそのためですw
この曲を気に入ったことがきっかけで、当店でも紹介したジョビンやジスモンチ、ニャタリなどブラジル音楽に興味を持ち始めました。
ビリンバウとは古くからブラジルに伝わる民族楽器で打弦楽器の一種です。
この楽器はブラジルの足技だけの格闘技、カポエイラの戦いの時に使用されます。
なんでもカポエイラは奴隷達が支配者に対抗するため訓練をしていると気付かれないようにダンスの様な動きを戦いに取り入れたと言われますね(格闘ゲームの『鉄拳』で知ったw)。
さあ戦いが始まるぞ、というイメージの曲なので私はこの曲を大事な試験やプレゼンなど気合を入れる場面でよく聴いていました。
つまり私の出囃子(入場曲)です!
今回の動画は日本人によるアレンジでブラジル生まれの歌手、小野リサと津軽三味線の第一人者、上妻宏光の演奏です。
ビリンバウを三味線に持ち変えた形ですが、鬼平犯科帳のジプシーキングスの様に和風の良い効果が出てますよね。
② テクノポリス 5:30
作曲 坂本龍一
The Dark Prison Mix
一年前当店で坂本龍一特集をしましたが、実はその時に紹介できなかったこの曲がYMOでは一番好きな曲です。
一番有名なライディーンよりも好きで、恐らく人生で最もリピートした曲ですね。
私はYMOをリアルタイムで追いかけていた世代ではないですが、とっくに解散してブームのブの字もない頃にファンになっていますw
流行に全く左右されず純粋に音楽の良さだけを評価するいかにも私らしさ全開の選曲ですw
今回は動画を色々聴き比べて原曲へのリスペクトを感じるリミックスを採用しました。
何度も聴いた私なのでわかりますが、原曲の音はほとんどいじっていません。
ベース音がカッコ良過ぎるんですよねこれw
今でも聴くとワクワクしてくるから不思議です。
③ スペイン 4:38
作曲 チック・コリア
ピアノ 小曽根真
アコースティックギター 押尾コータロー
ウクレレ ジェイク・シマブクロ
2021年に惜しまれつつこの世を去った名ジャズ・ピアニスト、チック・コリアの超名曲です。
当店常連のツバキさんも以前演奏しましたが私にとっても特別な曲なので今回あえて選曲しました。
この曲を知ったことがきっかけとなり、私は多くの素晴らしい音楽と出会いました。
「チック・コリアが絶賛する日本人がいるらしい!」そう、若き日の上原ひろみです。
「激熱なスペインを弾くヴァイオリニストが登場!」そう、酒場ピアノでも演奏した寺井尚子です。
スペインは私にとってジャズの入り口でした。
今回使用した動画で演奏する3人はそれぞれの楽器の神プレイヤーと言われる存在です。
個性と個性と個性の激しいぶつかり合い。
オールスターによる極上のセッションをお楽しみいただけたと思います。
④ フリッパー 2:10
⑤ 食べよう!ラーメン 1:55
作曲 塚越雄一朗
歌 水谷瑠奈
延長会の最後は短い曲を2曲続けて披露。
メロディーは同じなのでアレンジの違いを楽しんでもらいました。
この曲がどう私の人生に影響を与えたかと言うと…
『食べよう!ラーメン』は4年前に私が初めて歌パフォをやった曲です!
こなつさんの音楽バー『おもち』が休業に入り、路頭に迷っていた私は音楽が選曲できる場所を求めて暇つぶしに歌パフォを始めました。
やってみると想像以上に奥が深く、気が付けば沼っていてルームイベントで発表したり大会に参加したり楽しい思い出がたくさんできました。
正直かなり人生変わったと思います。
今回は作った当時を思い出しつつリメイクして歌パフォもしてみました。
私は自分のパフォを歌パフォではなく「音パフォ」と呼ぶようになりましたが、最初に作った時から締めのしぐさをベストスマイルで音ハメしていたのはさすが私だと思いましたw
あと深夜2時半の飯テロすみませんでしたw