かるみんの冒険日誌

 はいどうもー！寝るのが得意なかるみんです。床でも地面でもどこでも直で寝られるし、立ったままでも座ったままでも寝られます。戦場で鍛え抜きました。自慢です。


 突然ですが、あなたはきちんと休めていますか？また、休むのが得意ですか？

 この問いに、自信を持ってイエスと答えられる方は、きっと人生がうまく行ってることでしょう。生きるとは、休むこと。私が31年間生きて得た教訓です。上手く休める人は、生きるのも上手い。これが私の持論です。

 ドラクエ世界でも同じですね。HPが減ったら回復しないと死んじゃうし、MPがなくなったら特技や呪文を使えなくなってしまいます。状態異常になっても治さないといけないし。更に状態異常と一括りにしても、毒やら呪いやら麻痺やら色々種類もあります。ドラクエも現実も同じなんですよ。

 HPが減っているのにエルフの飲み薬を使ったところで、何の意味もないですよね。呪いにかかっているのに、キアリーを使ったところで治らないし。リアルにおける疲れも、これと全く同じなんです。疲れには色々と種類があって、それに応じた休み方をしなければちゃんと回復しないのです。

 だから、最初の問いなんですね。あなたはきちんと休めていますか、休むのが得意ですかと。これの意味するところは、自分自身の疲れの種類に応じて、適切な休養が取れていますか？ということです。


 疲れは大まかに分けて3種類あります。

・肉体的疲労
 1番イメージしやすいと思います。これが人間の基本的な疲れです。筋肉疲労だったり、純粋に体力的な疲れだったり。身体を動かすこと、もしくは動かさないことで溜まる疲労感ですね。

・精神的疲労
 なんとなくイメージは出来ると思います。精神的に疲れたなあ、なんて思うことは多いのではないでしょうか。主にストレスから来る疲労感です。ストレスが発生する原因は人それぞれなので色々と要因はありますが、人間関係だったり、不安や悩みだったりが特に多いですね。

・神経的疲労
 1番分かりづらいと思います。一言で表現すれば、脳の疲労です。たくさん考え事をした時とか、難しい文章を読んだ後とかに、頭が痛くなったり、不快感があったり、集中出来なかったりみたいな事が起きませんか？それは、脳が処理能力の限界を迎えている状態なんです。キャパオーバーとか、過負荷とかなんて言い方もありますね。これが神経的疲労です。


 更に細かく分けると膨大な数になってしまうので、今回はこの大雑把に分けた3種類を語っていこうと思います。

 まず肉体疲労から。

 眠らなければ人は死んでしまうので、寝たくなくても眠くなったら寝るしかないし。物理的に動けないほど身体が弱っている場合は、休みたくなくても休むしかない。このように肉体的疲労に関しては、特に気にする必要もなく必要最低限は誰でも自然に取っています。ただ、気をつけないといけないのは、かえって動かないことで溜まる疲れもあるってことです。

 疲れて勝手に身体が休み出す場合は、全てが静的休養なんですよ。寝る、休むと言った動かないことで得られる休息です。この休息は、身体を動かして疲れている場合には有効なんですが、身体を動かさないせいで溜まる疲れには効果が薄いんです。具体的には、デスクワークの仕事で運動不足だったり、運動習慣がそもそもなかったり。こういう人が抱えやすい疲れです。

 車を例に出すと分かりやすいですね。車って、定期的に乗らないと動かなくなるじゃないですか。バッテリーが上がってしまったり、エンジンが劣化してしまったりして。それと全く同じことです。人間の身体は毎日動く前提で成り立っているので、使わなさすぎると逆に疲れが溜まるんです。だから、動的休養も必要になって来ます。

 動的休養とは、その名の通り体を動かすことで得られる休息です。いわゆる適度な運動ってやつですね。身近な例で言えば、伸びやストレッチなんかもこの動的休養に入ります。身体が凝り固まっていたら、自然と伸びをしますよね？それが今の身体に必要な休息だってことです。デスクワーク中心で働いてる人は、休みの日は眠くて疲れていてもあえて運動をして身体を動かすようにした方が、結果としてより疲れが取れるなんてよくあることなんですよ。

 今の自分には、動的休養が必要なのか、それとも静的休養が必要なのか。それを見極めて、適切に行うのが大事ってことですね。


 長くなったので分割