行きますとは言ったけど。
お宝なんてほんとにあるのかよ。
これって海賊船?豪華客船?
なんなんだろうね。
ギィ……ギィ……。
潮風に晒されて軋む船内……。
ヒョォォ〜……ウォォォ〜……。
ボロボロの船体の隙間を生暖かい風が通る音がする……。
完全にアレが出そうです。
1階部分は半分以上砂に埋まってしまっている……。
恐らくは良くも悪くも何かありそうなのは2階部分。
一体、何があるのだろうか。
おわり。
………。
ですよねー。はい、すません。
ミシッ……ミシミシッ……
音を立てて階段を一歩ずつ上がっていく。
そこには何もなく。ただ広い貨物置き場のようになっていた。
もりし、うしろー!うしろー!!
なんだろう、寒気はするんだけど何にも見えない。
誰もいない。
お化けなんているわけなかったんだ。
うん、そう信じたい。
今、目の前にそれっぽいのがいるけど全く見えないしいないことにする。
うん、いないいない。
こわいこわい。
『ちょい。』
はひぃ!!!!!
話かけられたぁぁぁッ!!!
『あぁ、全然ビビんなくていいから。ちょい用事頼まれてくんない?』
………。
………はひ?
『おめーよ、実はワシの孫の孫の孫くらいの……まぁ、要するに子孫なわけ』
『んでよ、この帽子さぁ、本当は代々受け継いで行かないと駄目だったんだわ』
『でも、ワシこんなんじゃん?』
『だからお前に渡すために呼んだわけよ、おk?』
なんだこの面倒臭いおっさんは。
よくわからんがくれる物は貰う。そういうタイプです。
『おー、もらってくれるか。いいねいいね。』
『マジ助かったわー。マジ感謝だわ。』
『あのー、一つ言っとくとそれ別にアレだから。』
『全然呪いとか、そんなんないから。マジでマジで。いやマジで。』
そういい残すとおっさんは消え、帽子が落ちてた。
やだ、怖い。絶対呪われるじゃん。
助かったとか言ってたじゃん。ダメじゃん。
モリズニャン帰ろう。そっとしておこう。
家に帰るといつの間にか頭に帽子が乗っていました。
やだ、もうすでに手遅れじゃん!!
でーーーーーーーーーーーーん。
ところで、なんであんたヒゲ生えてんの?
いつの間に生えたの?
……ん?なに?
先祖のおっさんにヒゲ生えてたって?
………。
………え?
生えてねぇよ!?やだ!怖い怖い!!
((((;゚Д゚)))))))こわーーーーい!!
おわり。
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