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紅蓮の羅刹王

マユラ

[マユラ]

キャラID
: HF944-321
種 族
: オーガ
性 別
: 女
職 業
: 武闘家
レベル
: 140

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マユラの冒険日誌

2026-03-24 21:00:22.0 テーマ:その他

ウェナの碧い海と蒼穹の執事

8 新・魔装展開、ウェナブルー!⑦
 
 ガタガタと震えながら土下座を続ける男にとっては、まさに垂れ下がる蜘蛛の糸。そこへ飛びつかんばかりに、
「あぁぁ……ありがてえ! ありがてえ! 何と礼を言ったらいいか……そ、そうだ旦那! この俺を仲間に加えちゃあ――」
 助かったという安堵感から興奮で舞い上がり、ここぞとばかりに自分を売り込む魔物商人だが――シキョウの話には、まだ続きがあった。
「――但し、半分だけ、だ。確かにあんたはウングラが現れるかもしれねェ取り引きについちゃあ喋ってくれたが、ボスの質問はウングラの今の居場所についてなんだよなァ……と言うわけで、だ」
 言うやいなや、ぞわりと伸びたシキョウの影から再び無数の黒い手が現れ、状況を飲み込めない男へ次々に掴みかかる。天国から一転して地獄へ突き落とされたかのような面持ちの男が、
「ひ、な、なんで!? た、たた助けてくれるはずじゃあ……!?」
「あァ、生かしておいてやるともさ――俺の影の中でなァ! ヒャーッハッハッハァ!」
 泣き叫ぶ男がたちまち影の中へ連れ戻され、大ホールを束の間の静寂が支配する。既に左腕のボウガンを下ろしていたディザイアが再びメギウスの声を発するまでの一瞬が、ゼーエンには永遠にすら感じられた。
『フフ……シキョウさんも人が悪い。まあ、今回は事前情報の裏付けが取れたと判断し、次の取り引きは予定通り制圧するとしましょう』
「グハハハハ! 楽しみで仕方がないわ!」
 豪快に笑うジンオウだか、それは次に言い渡されるメギウスの宣告で凍りつくことになる。
『――ジンオウさん、貴方には特攻隊長の任から外れてもらいます。どうしても戦いたいのでしたら、後方で残存勢力の掃討でもなさっては如何です?』
 耳を疑う内容に全身を強張らせたジンオウが、やがて怒りでわなわなと震え出しながら喚き散らす。
「そりゃどういうことだ、メギウス! 俺が先陣を切らねば戦が始まらんだろうが! 寝ぼけたことを抜かしおると、そのポンコツごと叩っ斬るぞ、おう!?」
 その髪の色と同じく今にも燃え上がらんばかりのジンオウに、ゼーエンが刺すような鋭い視線を向け、
「それはマスターへの反逆と取っていいんだな」
 アズール・ドゥジエムへの魔装展開の構えを取るゼーエンに、ジンオウが燃えるような眼差しで向き直って剣の柄に手を掛ける。それを見咎めたシキョウが懐から左腕を出すも、メギウスは構わず言葉を続ける。
『以前から何度もあったかと思いますが……ジンオウさん、貴方は今回も護衛の商品どもにかまけるあまり、またしても魔物商人を目の前で逃がすところだった。こんなこともあろうかとディザイアを通して監視していましたが、できれば杞憂で終わって欲しかったのですがね』
 結果的にはジンオウを全く信用していないシキョウが自らの幻魔とディザイアに連携を取らせて最低限の護衛を早急に排除し、自身は魔物商人の捕縛――それが間に合わなければ、真空竜巻あたりで背後から他の魔物共々バラバラにすることも厭わなかったわけだが。
「それがどうした! 敵は全てぶった斬るのみよ!」
『……もうすっかりお忘れですかね? かつて獅子門で獣牙兵団と交戦した際、兵団の視察に訪れていたウングラを、貴方が同じ理由で取り逃していることを』
 その声が一層冷徹に響き渡っているのは、ディザイアを介していることだけが理由ではないのだろう。メギウスの目からは殺戮機械のモノアイ同様、如何なる感情も伺い知ることはできなかった。

〜9 黒翳のアーシュラ①へ続く〜
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