「ぐおー…ぐおー…ギリギリギリギリ……」
「もー、ほんとだらしない…クー様起きてくださいな」
「プヒュルルル……」
「あっ、グラマラスなウェディの女性が裸で走ってますよ」
「何ぃ!?」がばっ
「さあクー様、年末に備えて色々掃除しますよ」
「ちっ…ミルフィーユ、てめぇだましやがったな。不快だからまだ寝る」
「あーんもー…ここにある ドラゴンボール とか全部捨てちゃいますよ」
「あぁ…中古本もあるしだいぶ汚いな…いやでも、うーん…」
「見たところ7つ全部揃ってるみたいですけど捨てときますね」
「えっ?玉のほうあった??」
「どうせ偽物ですよ、ミルにはわかります」
「とりあえずコイツを調べてくる!!」ダダダ…
「あっ逃げた」
ミルフィーユ(コンシェルジュ)の小言をよそに俺はひらけた所でドラゴンボールをセットした
「なんか恥ずかしいな、でも照れは何も産まないからな…よし!いでよドラゴン!そして願いを叶えたまえ!」
……
「ナメック語のほうか?パッパラプトプピピンガ…あれこんなんだったか?」
……
「やっぱただのオモチャか。はーあ帰ってピザでも食うか…」
ポゥーン…バシュウウウ!!!
「え?」
「ピザゴンボールを7つ揃えし者よ、願いを叶えてやろう」
「やっぱり類似品かよ!しかし、色は確かにこんなだったかもしれないが ピザ って言葉で出てきたってのかよ?」
「それを知りたいのがお前の願いか?」
「いや…流石にそんなことどうでもいい…」
「ならば早く願いを言うがいい」
「よーし、いっちょ俺の配信をドチャクソ人気にしてくれ」
「たやすいことだ…ウチに帰りしだいチャンネル登録とコメントをうってやろう」
「1しか増えねぇじゃねぇか!そーいうのじゃなくてもっとこうドーンとよ!」
「しかしお前、そういうのは自分の努力で成すものであって周りに何かを期待する程度の情熱では人は集まらないものだ」
「ガチの説教やめろ!いいよもうどうせ趣味の延長だし…」
「さぁ願いを言え!願いを増やす願いは駄目だからな」
「逆にデブはどんな願いなら叶えられんだ?」
「美味いラーメン店はどこにあるか教えることもたやすいことだ」
「せめて食わせろよ!やっぱただのデブじゃねぇか」
「まぁそう言わず、さぁ願いを言え」
「金」
「駄目」
「若返り」
「急激な細胞の新陳代謝による副作用で頭髪が生えなくなるがそれが願いか?」
「うぐっ…」
「恥ずかしがるな、お前の願いはわかるぞ?」
「///よ、よーし…じゃあ俺の事が大好きで完璧なかわいこちゃんの相方をよこせ!!」
「……」
「………///やっぱ駄目?」
「たやすいことだ…」カッ!
「マジ?」
「願いは叶えてやった…では、さらばだ!!!」
「おい、どこにもいねぇぞデブ!」
「次の日誌まで待つがいい」
「なっ!?」
つづく?
待てない人はコメントにて求愛してくれてもいい