「近頃ゼクレスで不穏な動きがあるらしい」
「バルディスタに戦争ふっかけたりなんかおかしいな」
「そこで、我らが大魔王様にゼクレスの調査を頼みたい」
「一応俺が大魔王ならユシュカが行くのが臣下の務めってもんだろ?」
「俺は両国の戦争を利用して悪どい金儲けをしようとしている連中に睨みを効かせなきゃならないんでね、悪いが大魔王様に頼むしかないんだ」
「けっ…行きゃいいんだろ」
「あと重ねて悪いが今ゼクレスは封鎖されていて地下から行くしかないようだ」
「はぁん…」
「地下は入り組んでいるから、この通信機を持って行ってくれ」
「まぁさっさと終わらせるか…」
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コツ…
コツ…
「暗いし寒いし臭いし…嫌なとこだなぁ」
プルルルル…
「んっ?貰った通信機の音か」
ブッ…
「通信機の音質はどうだ?大魔王様」
「悪くない、LINE通話とDiscord通話の間くらいだ」
「なんだかよくわからないが聞こえているなら何よりだ」
「…用がないなら切るぞ」
「あ、いや1つ大魔王様に注意をと、ね」
「…あぁ?」
「そこはゼクレスの者達が侵入者を阻むためのトラップもあるんだ」
「…知ってる」
「そうか、それなら話は早いな。まぁまさか我らが大魔王様がそんな ま⭐︎ぬ⭐︎け なトラップにかかることはないだろうが…一応な」
「…フン、俺を誰だと思ってんだ」
「いやはや失礼した!それじゃゼクレスの事、よろしく頼む!」
ブツ…
「…はぁ〜」
今度デルメゼ配信でもしよかなぁ