「はー…3月も終わりいよいよ春の訪れを感じますわ」
『にゃあ"ん』
「はいはいチョロ松様、ご飯ですね。よいしょ…」グキっ
「はぅっ…!?首が…いたたた…」
ざっざっざっ…
「おぅどうした?ミルフィ」
「まぁ、クー様。なんでもありませんわ、少し首を痛めただけですよ」
「血流が悪いんじゃないか?首のこりは上咽頭炎になったり色々と面倒くさいぞ」
「気にしすぎですよ、ミルは丈夫なんです」
「どうせたまに服を着たもんだから調子が悪くなったんだろう?ほれ、座るがいい」
「もー、大丈夫ですってば」
「なぁに、マッサージでもしてやる」
「まぁ!なんだか懐かしいですね」
「え?」
「昔はよくクー様も肩叩きをしてくれたものですよ、覚えておいでですか?」
「そう…だったっけ?」
〜うんじゅうねんまえ〜
「ミル!今日も肩叩きしてあげる」
「まぁ坊ちゃま…ありがとうございます」
「大分上手くなったでしょー?」
「ええ、とっても。何かお礼をしてあげないといけませんね」
「じゃー…お嫁さんになって」
「ふふ…嬉しゅうございますわ、坊ちゃま」
……
「…昔はクー様も可愛かったんですけどねぇ」
「おぉん?何か言ったか?」
「いえ、何も…あー、もうちょっと力入れて大丈夫ですよ」
「そういやミルフィ、お前いったいいくつなんだ?」
人の心と体をケアするのもまた人の心