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釣りキング

アシェルス

[アシェルス]

キャラID
: FV948-639
種 族
: エルフ
性 別
: 男
職 業
: 僧侶
レベル
: 99

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アシェルスの冒険日誌

2014-12-20 10:08:31.0 2014-12-23 23:04:00.0テーマ:その他

(3/5) 界王神の憂鬱

※2話で終わるはずだったのですがどうでもいいシリーズの続きです。
 ドラクエ日誌ではないのでリターン推奨。2000文字短すぎィ!






12月16日火曜日

この日の業務を終えた彼は駅へと向かう。

用事がある日の彼は必死だ。何よりも一生懸命だ。

しかし生憎の雨。傘を差す人だらけで思うように進めない。

それだけならともかく、複数で話しながら歩く人たちの邪魔っぷりが目立った。

まるで彼に意地悪をするかのように通る隙間を与えない。

それでも進めるときに進み駅に着いた。

時間は既に17時54分ほど。用事のスタートは19時10分。

当日の受付時間は18時40分~55分だ。つまり締切は55分である。



余裕があるときなら40分より前に着いてるのだが今回はできそうにない。

ギリギリで行くことは好きではないが仕方ないので彼は52,3分到着を目指す。

界王神界駅までは調べてみると40分ぐらいかかってしまう。

乗換をする界王駅は大きいのでここで時間を取られてしまう。

階段に近い車両を陣取るほど彼は気合を入れていた。



乗換、彼はドアが開くと同時に走った。混む前に先頭で走り抜けた。

「よし、これなら一本早められる!」

彼の思惑通り一本早められたであろう電車に乗れた。

界王神界駅到着は18時32分予定。そこから目的地まで自転車で20分。

「20分あればまぁ行けるだろ」

そう思って彼は駅に着くまで寝ることにした。

~まもなく~界王神界駅~

アナウンスで起き時間を見た彼は驚いた。

「は!?」

何と時間は18時35分。どっかで遅れが生じていた。

「何で!?」

考えても仕方ないので駅に着いた彼はダッシュで駆け上がる。

こんな状況でも彼は考えた。

「そうだ、東口からタクシーで行こう」

用事の目的地は東口方面にある。彼は少しでも急ぎたかった。

東口を駆け下り、目の前にはタクシーがタイミングよく一台いた。

「おぉ!、やった!」

彼はすぐに手を上げ止める。これなら間に合うと彼は喜んだ。

しかし運転手の顔は渋い。乗せたくないの?

よく分からんが止まってドアが開いたので乗ろうとする。

『私がさっき止めたんですよ』

そんなことを言ってくる一人の男性。

「は!?」

と思いつつも、譲るしかなかった。運転手の顔の理由が分かった。

次のタクシーを探そうとするが東口はロータリーもなく通りが悪い。

キョロキョロウロウロしつつ時間的には10秒ぐらいだろう。

タクシーが通らない彼は焦った。彼にとっては数分が過ぎ去る感覚だ。

「反対の西口からタクシーだ」

西口のほうが広いのでタクシーはすぐに捕まえられる。

そう思った彼は、西口を出てタクシーを見た瞬間に裏切られる。

乗り場の端を見ると、何と行列ができていた。

「何でだよおおおおおおおおおおお!!!!!」

心の中で彼は絶叫した。

「てめえら少しは歩きやがれえええええええええ!!!!」

雨という不幸も重なり人々はタクシーを選ぶ。

タクシーが次々と来るものの乗せるのに時間がかかりそうだ。

「あーめんどくせぇええええええ」

数分動けないことが彼にとっては無駄にしか思えなかった。



後日晴れの日の状況を見た彼は行列どころか一人もいないことに愕然。

「雨だからって乗りすぎなんだよ・・・」

晴れであろうと利用したかった彼ならではの呟きだった。




彼は決断した。

「チャリで行くしかねぇな・・・」

既に18時40分は過ぎていたであろう。正直間に合いそうもない。

さらに言えば自転車置き場は西口。

しかも結構強い雨だ。彼の決断は早かった。

「傘差しながらじゃ時間がかかる、差さないで行くしかねぇ」

彼はすぐに自転車を出しフルパワーで向かうことを決意。

しかしタイミング悪く交差する自転車。

「頼むから今の時間だけ全員消えてくれ!」

心の中でそう思いつつ必死に漕ぐ。

時間を確かめる余裕もなく必死に漕ぐ。



信号が赤だったがもう少しで青になりそうだった。

向こう側に行きたい彼は少し待って止まることにした。

このときに時間を見る。18時47分。

「何とかギリギリ行けそうだ」

信号が青になり彼は力を込めて自転車を漕ぎ始めた次の瞬間!



(バキンッ!)



「は!?」

(グルグルグル)

「え!?、え?」

(グルグル・・・ガキンッ!)




自転車の回転が止まった。

どうやらチェーンが外れてしまったようだ。

「何でだよ・・・」

雨の中、ずぶ濡れになりながら漕いできた彼にとって不幸が重なりすぎた。

直す時間なんてあるわけない。





果たしてどうなる?

To be Continued...
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