前にちょこっと掲載した界王神の憂鬱シリーズの番外編です。
例によってドラクエ日誌ではないのでリターン推奨。
もし読むなら本編見ないと理解はできないかも。
2014年12月16日火曜日
とある界王神は、彼にとっては酷く落ち込む不幸に遭った。
「不幸過ぎて笑えるな・・・ははっ・・・」
不幸からの救いもあり、その日の終わりには彼は笑っていた。
彼の心の中を再現してみよう。
「それにしても不幸だったよなぁ~」
「この不幸話を人に聞かせたら面白いかも?」
「自分の日誌で載せてみよう」
そんな思いで書いてみた彼。
「今日の不幸を伝えたいだけだから、まぁいいとこ2話で終わるかw」
「・・・・・・題名どうすっかな(こういうの考えるの苦手だった)」
「某漫画の主人公風に『不幸だぁ~』とか?、とりあえずこれでいいや」
「さーて書いてみよう。まてよ、この日のを書く前にちと前のから書くか」
「全然休めない上にこれは酷いよ~みたいなら不幸が際立つか!?」
「口語だとおかしいだろうし、文語にして書かないとだよな」
「それでいてどこか小説風味な感じで・・・こうかな・・・変かも・・・」
「よし、書けた。投稿ポチっと」
2637文字です。
「げ・・・、最後の段落全部削って次だな・・・」
「まぁ2話構成だし、問題ないな」
「やっぱ題名考えよう・・・不幸を伝えたいけどちょうどいい言葉ないかな」
「その幻想をぶっ壊す、じゃなくて・・・この漫画から離れよう・・・」
「最近(と言っても数ヶ月は前)見たのなんだっけ・・・」
(頭の中にボイスが走る)
『涼宮ハルヒの憂鬱』(CV:平野綾)
「憂鬱、そうだ、これでいこう!!、界王神の憂鬱、そうだこれだ!!」
「よし、投稿」
(次の日)
「げ、イイネの数が凄いしどうでもいいのにコメントまで・・・」
「早く続きを、ってそんなに気になるかなこれ・・・」
「まぁ待ちたまえ、伝えたいのは次なんだから」
「えっと前回削った分をはっつけて、時系列に書いていくと・・・」
「あかん、どう見ても足りんぞ・・・そうだ、こっそり分母を・・・」
「よし、投稿」
(数分後、チリンチリン♪)
「早いな・・・」
『早く続き書いて~ww』
「マジかよ・・・」
「まぁ一番言いたいとこの直前まできたから、次こそいいとこ書けるぞ」
「文章力ないからどう書くか悩むぜ・・・」
「よし、不幸なとこ書けた!、けどオチこんなんで・・・うーん・・・」
「投稿、と」
(次の日)
「コメント多いな・・・続き気になる人多くね?」
「皆さん物好きや・・・こんなの何がいいんだ・・・」
「さすがにもうタイムラインに載せるのも申し訳ないな」
「ここから載せないでこっそり投稿しておこう、もうオチ大したことないしなw」
「よし、投稿」
(次の日)
「うん、イイネ少なくなった、これでいいんだよ!」
「でもコメントしてまで見てくれる人がいるってのも変な感じだ・・・」
「最終話書いて終わり、と」
「ひっそり投稿おっけー!、終わったー、何となく清々しい!」
「でも書こうと思えば次もまぁ書けるが・・・」
「まぁこういうネタになる話はそうそうないが・・・」
「つまらん話なら書けるか?。うーん・・・やめとこ」
彼自身ここまで食いつかれるとは思ってもみなかった。
自己満足で書き始めただけで、ただ不幸の笑い話をするだけのはずだった。
彼は直接見てくれた人たちに聞いてみた。
『何か引き込まれるよねw』
『書き方うまいよー見習わないとなー』
『早く続きを!』
『最近の楽しみ化してた!』
予想外すぎる反応に、「お世辞とかいらないぞー」と反論してみるが・・・
『アシェさんにお世辞言ったってしゃあないしww』
なんとまぁ・・・びっくりな上にもったいないお言葉。
彼は未だに何がいいのか理解ができない。
何がそんなに良かったんだろう。でも悪い気はしない・・・フフフw
また気が向いたら・・・いや何でもない。
とりあえずこれで終わっておきます。
御閲覧御愛読ありがとうございました。