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ヒメア会員

ミカン

[ミカン]

キャラID
: SL895-291
種 族
: エルフ
性 別
: 女
職 業
: まもの使い
レベル
: 124

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ミカンの冒険日誌

2015-08-19 09:34:42.0 テーマ:その他

実体験であった涼しくなるお話

暑い夏には稲川淳二が付き物ですね。
でもなんかフィクションすぎて正直アレはすきじゃないです。

以下、実体験。

正直幽霊とかそういうのは信じてはいないけれども、流石に信じざるを得ないような出来事がいくつかあった。
当時勤めていた会社の部署は、施設前に大きなケヤキが生えており、とても立派な姿で地域を見守るようにそびえ立っていた。いつも通りに仕事をこなし、いつも通りに家に帰る。
学校などと同じように、日常に染まった一定のリズムがただ、永遠と繰り返される光景である。故に、何か変化があれば体の五感が何かを感じ取るのもそれは至って自然なことである。

ある日、施設の改築計画が浮上した。
それまでの古風な建物から、近代的な建物に建て替えようという、企業ではまあまあある話である。内部施設の改修も見込めることから、社員の評判は上々のプランであった。
一回設計が終わると、施工までの早さは驚くものがあるのだが、ここもその例に溺れず、工事はまもなく始まった。仮施設で働き、生まれ変わる日がいつなんだろうなーと、思いを馳せながら流れていく時間。

何事もなく、工期は順調に一つ一つクリアされ、完成も目前となったある時。
一人の後輩が唐突にこんなことを口にした。

「昨日何だか全然眠れなかったんです。」

注釈を入れれば、職場は夜勤があり、それに沿った仮眠所を備えている。また、この後輩は全く睡眠障害などという物は発症していない。
私はそれを、精神的疲労なのではないかと、談笑するだけであった。

しかし、いよいよ違和感は現実の物となっていく。

ある日には、同僚がお手洗いのドアが勝手に強く閉まったと訴え、また違う日には、誰かに見られているような気配を感じる、と訴える物も出てくる。

明らかにいたずらではない、何かがあると、職場全体が暗い雰囲気になっていったのは誰の目にも明らかであった。

いつも通りの日常の歯車が狂い始めた、ある日。ふと私は気づいた。

…あれ、ケヤキの木が無くなってる。

その時は、それくらいの印象でしか無かったのだ。でもシンボルを失った一抹の寂しさを感じずにはいられなかった。いつ、切られてしまったのだろう。

そしてついに私にもその日がやってくる。
シフト上の日程をこなし、夜勤で仮眠をとるために、仮眠室へ向かう。
いつものように3時間程度の短い仮眠だ。
朝の4時まで、意識を落とすのみ…そんなことに集中して、どれくらいの時間が経っただろう。何やらピィューという耳に風が流れる音がする…。確か私は寝ていたはず…
風の音はますます強くなり、何やら頭のなかに声にならない声すら聞こえてくる始末。
さすがにそんな状態では誰であっても起きてしまうだろう。

あ れ ? 体 が 動 か な い

目をすかさずあける。

体は相変わらず動かない。でも体の上に何か質量を感じる。目を明けた瞬間のプレッシャーは何だ?風の音と何かの声は相変わらず途切れない。
何より呼吸ができない!何かに締められている!?
言いようのない不安と恐怖と戦う中、必死に原因を探そうと抵抗したのも束の間…
そのまま息苦しくなり、半ば気絶するように意識が遠のいた。

4時になり、けたたましい起床装置が作動する。
再度意識を回復した私は、体に何も異常が無いことを確認し、流石にショックでよろめきながら仕事につく。一体アレは何だったのか。もし、気絶してなかったら、更に苦しんだのであろうか。

今でも理由は定かではない。
ただ、大きなケヤキの木、それだけが気掛かりである。誰かの願いや思いを込められて植えられた物なのであろうか。だとすれば、それを切り倒してしまったことは、とても罪深いことである。
その一件以降数ヶ月ほどで、私は部署も変わって職場が変わってしまったが、今でもその職場ではそれまでになかった不祥事や、出来事が発生し続けている。
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