六の月、白の日
ついにセレスティアの貢献が公認国ヴェリナードの
王家に認められ、制服を持つことを許された
ギルドは国に公認されることによって正式に結成でき
その後はクエストの形で公認国以外の国へも含めて
冒険者の集団として奉仕活動を行っていく
そしてその貢献がある程度認められたギルドは
公認国より制服を持つことを許される
ギルドにとって制服持ちとなることこそが一流への
一歩だ
長かった
異次元の迷宮を踏破し、竜をも越えんとするトカゲの王を
討伐し………
雪に閉ざされた地の魔物が隠し持つ黒き魔法の装身具を
取りに行って失敗し…………
色々なことがあった
だが、制服を得てもこれはまだ始まり。入り口に過ぎない
これからだ。これからオレたちは昇っていく
いつかこの広大な世界にセレスティアの名を轟かせてやる
これはその未来への入り口。まだまだ道は続いている
なんて日記をカッコつけて書いて宿屋に忘れてしまった……
取りに戻ったのに見つからなかった………
どうしよう。こんな服着てるから覚えられてるよね
そういえばあのカウンターのおっさん何気に笑ってたな
笑い必死にこらえてたな
あれ完全に日記読んだよな。オレ作者だと気づいたよな
…………もうあの宿屋泊まれないorz