~魔戦とペット編~ 第2話『第三のペット』
さて、キラパンキメラだけでも驚いたというのに、闘戦記界隈では、時間が経つにつれ別なペットの名前も聞くようになってきました。
そう、パペットマンです。
……おまえどんな能力持ってたっけ?w
というのが多くの冒険者の正直な感想ではなかったでしょうか。
もちろん、今回注目されたパペットマンの能力とはMPパサーです。考えることはみんな一緒というか、MP回復アイテムを使わずに骨犬を討伐したい、ということで目をつけられたペットですね。
ぷよこさんのように魔戦に着目する派閥ももちろんいましたが、有名攻略サイトの管理人が「パペットマン入りでMP回復アイテムを使わずに闘戦記強さ2をクリア」という信じがたい戦果を挙げてしまったために、いまでは魔戦構成よりもメジャーになってしまいました。
ここで気になるのが、パペットマンの特技選択です。
MPパサーするだけなら魔戦でもいいので、他に役に立つ特技がパペットマンには当然あるはずでしょう。
闘戦記2を攻略したパペットマンの、注目の特技とは……。
「ザオラル」「MPパサー」
以上。
おまwwwそれ実質ザオラルしかしないってことやんwwww
いやー……この特技選択を知ったときは衝撃でしたね……。
たった4人しか参加できない貴重な枠の中に、ただのザオラル要員が入ることができるとは。
キメラの「天使」「聖女」「ザオラル」のみという、ベホマラーすらない特技選択も最初は驚きましたが、パペットマンの衝撃はその比ではありません。
いちおう、キメラと同じく浮遊系ペットなので獄門に当たらない、闇耐性を盛ることができる、という利点はあるものの、やはりそれらもおまけでしかありません。
つまり、ペットが持つ高速ザオラルの価値がそれほど高いということなのでしょう。
闘戦記に参加するペットたちは、いずれも「すばやさ」のスキルラインが必須とされています。
ゾンビ戦法における高速ザオラルは、おそらく普通の人が思っている以上に価値が高いのです。
画面上でダメージを受ける前に死亡を察知してザオラルをかぶせてくる「予測ザオ」も、ペットやサポならではでしょう。
魔戦とパペットマンを比べてみれば、高速蘇生でははっきりと勝負になりません。
葉っぱは高性能な蘇生アイテムですが、コマンド選択の時間が発生する以上、ペットたちと比べると総合的なスピードでまったく勝負になりません。
葉っぱを惜しまないスタイルですら勝負にならないのなら、魔戦がこの先生きのこる道は果たしてあるのでしょうか……。