筋トレルームを追い出されて、エレオノーラの家で気が向いて大ホテル並みのキッチンで2人の夕食の支度を始めた緑はエレオノーラと結ばれた日のことを思い出す。
あれは18歳の時、9年くらい前、
一ノ瀬緑は地獄谷学園の卒業式のつぎの日、エレオノーラに携帯電話で呼び出された。
エレ「ねえ、緑くん、あたしんちまで来てよ。」
緑「お前んちって、あの高層ビルの町中にある森みたいな中にある家だな?」
エレ「あれはおじいさまんちよ。いま、私はアレクサンドロス・コンツエルン本社ビルの最上階に住んでるけど、そっちはめったに帰らないんで、エメラルド・シティのイースト地区のヨットハーバーで待っててほしい。」
緑「おれ方向音痴だぞ!」
エレ「GPSあっても道に迷うんだもんね、きみは。携帯電話さえ持ってたら、こっちで探すよ。問題ないよ」
緑「仕方ないな、行くよ。OK」
エレ「じゃあね」
・・・・・・・・・・・・
緑は道に迷いまくってようやっと、イースト地区のさびれたヨットハーバに着いた。
緑「おーい、エレオノーラ!」と叫んでみたら
女性「はーい、あたしエレオノーラよ。」
太ったニキビ面の150キロはありそうな爆発髪のような赤毛のアフロの赤ら顔の女が緑の前に来た。
緑「き、きみ18歳かい?」
女性「あらよくわるわね。あたし18歳よ」
緑「ええええええ?!エレってこんな顔だっけ・・・・そういえばもう7年も会ってないな。携帯電話やメールばかりで」
女性「あら、私好みの細マッチョのイケメンだわ。ねえこれからあたしといいとこいかない?」
どうも、自分の知ってるエレオノーラじゃないみたい。
太った女が緑の腕「掴んでひっぱって行こうとしたとき、
「私のボーイフレンドに何すんのよ!」と美しい少女が大声でどなった。
女はあわてて逃げてった
エレ「この国はね女海賊が祖先で女は惚れっぽくて男に手が速いのよ!気を付けてね!」
緑「やあ、エレオノーラ、ひさしぶりだ。」能天気に言うと
7年前に小姑島でわかれたときの平胸の悪ガキだった絶世の美少女が大人びて巨乳になって緑の前にいた。
エレ「きみ、あの子が私だと思ったわけ?」
緑「・・・・・・」
エレ「緑くん、アレクサンドロス世界財団が世界中で行ってる『世界学生学力試験』受けて受験資格サスがとれたのね。評価もSSSだったそうね。きみのパパから聞いたわ。おめでとう。これで世界中どこの大学でも受験できて奨学資金として下宿料含む生活費と学費のすべてが無償でもらえるよ。」
緑「ありがとう。これはおまえのじいさんがやってる慈善事業なのか?」
エレ「もともとはおばあさまの希望なのよ」
緑「へえ、そうなの。ま、ありがたいよ」
そこでいきなり「私これからアースティアラの上流社交界にデビューするの。それでさ・・・・そのきみにお願いがあるんだ」
近くのアレクサンドロス家の小島の別荘へ行った。
ヨット上でエレオノーラが聞いた。
エレ「私たち無二の親友よね。」
緑「ああ 俺たちは無二の親友さ。」
エレ「じゃあ わたしのファーストをもらってくれないかな?」
緑「ファーストってなんの?」
エレ「からだよ」
緑「えええええええ!?」
ヨットの上で海風に吹かれ、波に揺られながらエレオノーラは言った。
「私たちはこれから生涯、お互いにいつも自由な状態で誰とつきあおうと自由で不干渉で何にも縛られない関係でいない?
無二の親友でSEXフレンドていうことで。おたがいに結婚したい人ができたときはSEXフレンドは終了で、それ以降の人生は無二の親友だけね。そういう関係ってどう?」
緑「おぉOK!」
緑はどもりながら二つ返事でOKした。
エレオノーラはさらに無感情に付け加えた。
エレ「あなたが女性が欲しい時はいつでも呼んで。相手してあげるから」
緑「!!}
別荘で緑はエレオノーラと結ばれた。