〇月〇日
今日は早々に討伐も終わらせて、かねより一度は行ってみたかった、とある場所に・・・
いつもなら、何処へでもパインと一緒に出掛けるのだが・・・
ごめんね。パイン・・・
ここには君を連れていく事はできない・・・
君のような純粋無垢なお子様に、大人の欲望渦巻く世界を見せたくはない・・・・どうか姉さんを許しておくれ・・・
そう・・・ここはアストルティアの別天地!
勝てば天国、負ければ地獄!娯楽島ラッカラン!
カ!ジ!ノ!だぁ~~~~~!
とうとう来てしまった。
ヴェリナード女王の娘として生まれ、品行方正に慎ましく育ってきたこの私が・・・・
まぁ、紳士淑女の嗜みとも聞くし・・・
問題ないでしょ!^^b
おどう、おかぁ、オラまげね!ぜってぇまげね!!
かって、きれいな、べべっこ、景品でもってけぇるがんな!!
ディオーレ!!いきま~~~す!!
あいや~!!!(;゜0゜)
人も沢山いるし、色んなゲームがあるなぁ・・・何をどうすれば・・・
とりあえず、このスロットでもやってみようかな。
コインを入れてっと・・・
あれ・・・
コイン入らないな・・・グリグリ・・・
「ちょっと、あんた」
「それは、小さなメダルでしょ?w」
「カジノのコインは、エントランスでお金と交換してくるんだよ。」
∑(゚Д゚)!!!!!
そうだったのか・・・カジノでは、たまにモンスターが落とす、この小さなメダルで遊ぶもんだと思ってた><
にしても、ひとつ隣りの声をかけてきたロリッ子、何処かで見たことあるな・・・
と、とりあえずカジノコインとやらを交換してこよう・・・
さっきと同じ席に何事も無かったかのように座る。♪(´ε` )
回りの人を横目で見ながら、見よう見まねで・・・(¬_¬)
うーん、なかなか同じ絵柄がそろわないなぁ><
と、その時!
「うわ!メタルきた!」
「もう、やめようとおもってたのに・・コインないじゃん!」
横を見ると、さっきのロリッ子が叫んでいた。
目が合ってしまった・・・ってかこっちをチラチラみてる・・・
よかったらどうぞ、使ってください。
決して多くはない手持ちのコインを差し出した。
「いいの?」
「ありがとう。あんた長生きするよ!」
そう言って、私のコインで再開すると・・・
コインが出てくる出てくる!メタルに次ぐメタル!もう止まる気配がしない!
「あんたのおかげで大勝ちだよ!」
「お礼がしたいから、少しまっててくれない?」
私のコインの方は全部無くなってしまったので、しばらくホールをぐるぐる見てまわってから、エントランスに出た。
程なくしてさっきのロリッ子が大量のコインを抱えてやってきた。
「いたいた!」
「はい!分け前!」
そう言って抱えてきたコインの半分を私によこした。
「気にしないで、受けとって!」
「景品に交換するなり、次遊ぶ時まで預けといてもいいし。」
あ、ありがとうございます!!
「それよりさ、あんた明日予定空いてない?」
だ、だいじょうぶか?!
何か新手の勧誘とか・・・・絵とか買わされちゃう?
「心配しなくても、大丈夫!明日改めてお礼させて。」
「私の名前はフラン。フランちゃんってよんでね♪」
・・・・・
「まぁ、運命のお導きってやつだよ。」
「明日、またここで待ってるよ!絶対だよ!」
そう言って、駅の方に歩いて行った・・・
あっ!!!!思い出した!
あのフランってロリッ子!
私が初めてお城を出た時に、箱舟の中で見かけた少女だ!!
今日会ってから、ずっと引っかかってた疑問が解決した。
明日か・・・・・・
今日はとりあえず帰ろう・・・
「おかえりなさいませ。ひ・・・!!」
「姫様!!!!!」
「いけません!!姫様ともあろうお方がなんですか!そのお姿は!!!」
どう?
「・・・き、嫌いじゃないですけど・・・」
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最後までご覧頂き有り難うございますm(__)m
非常に個人的な妄想、物語日記になっておりますが、過去の投稿もご覧になって頂けると幸いです。
それではまた、次回のディオーレ日記でお会いしましょう^^b