〇月〇日
レンドアから出発して4日目。
昨日の、スキル上限解放の試験を無事クリアして、改めてダーマの神殿に向かっていた。
「おねぇちゃん!まってぇー!」
ライカに肩車をされたパインが叫んでいた。
あれ?フランは?
「どうやら、先に神殿に向かったようですね^^」
そっか・・・
神殿に着いて、マスターの居る扉の前にくると、扉の向こうから、フランとマスターの会話が聞こえてきた。
「正直、驚きましたよ。あのガイアを三人で倒してしまうとは・・・」
「私の仲間だからな。」
「ところで、お前の可愛がってる弟子達はどうしたんだい?」
「あぁ。彼らならあっちで、修行してますよ。」
「まぁ、それはいいとして。お前の目から見てあいつらどうだった?」
「今はなんともいえません。」
「ただ・・・・パインさんと言いましたか?彼の事が少し気にかかりますね・・」
「パイン?!あいつがどうかしたか?」
「いえ・・何がと言う訳ではないのです。私の思い過ごしかもしれません。」
「そうか・・・・」
「それより、これから近い将来、あいつらより強い奴らがどんどん増えてくるぞ。」
「今までと同じ試験と言う訳には、いかないんじゃないのかい?」
「それは、同感です。」
「根本から試験内容を検討する必要がありますね。」
「私の弟子達にも少し手を貸して頂くかもしれません。」
「まぁ、彼等にとっても良い修行になるかもしれませんし。」
「フランさん。あなたもフラフラしてないで、そろそろ・・・」
「うるさいねぇ!冗談を言ってるつもりかい?!」
「私にだって、色々あるんだよ!」
「・・・・・・・」
「でも・・・あいつらを見てると、そう遠い未来では無いんじゃないかと感じるよ・・・」
「10年先か、20年先か・・・」
「とにかく!今は何の手がかりも無いんだよ!」
そうして、声が聞こえなくなったタイミングで扉を開けた。
「なんだい!遅かったじゃないか!」
「おかげで、このメガネと余計な話をする羽目になったじゃないか!」
・・・・・・・・(-_-)
「お待ちしておりました。」
「では、早速儀式の方を・・・皆さん目閉じて下さい。」
・・・・・・
・・・・・・・・・
「はい。もうよろしいですよ。」
え?
これだけ?w
なんか、もっと、こう・・・・
「私はあなた方の閉じてあった蓋を、開いて上げただけです。」
「力を発揮するかしないかはあなた方次第です。」
「今一度、自分に何が出来るか、何が必要なのかを見極めて、スキルを見直してみて下さい。」
「さて・・・」
「無事、解放も済んだし。帰るか!」
あ、あのぉ。ちょっといいですか?マスター。
「何でしょう?」
もしかして・・・以前お会いしてませんか?
「?」
ギガスラで・・・私を・・そんで黒竜丸に乗って・・・
「な、何言い出すかと思ったら・・・バカ言ってんじゃないよ!!w」
だって・・全身黒いし、眼鏡してるし、イケメンだし・・・
「はいはい!w」
「まったく、私の見込み違いだったかね・・・」
帰りはルーラストーンでひとっ飛び!
久しぶりの我が家、家を建ててからこんなに家を空けた事なかったなぁ・・・
のんびりお風呂にでも入って、お茶でも入れてもらおっと^^
ただいまぁ~~~
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最後までご覧頂き有り難うございますm(__)m
非常に個人的な妄想、物語日記になっておりますが、過去の投稿もご覧になって頂けると幸いです。
それではまた、次回のディオーレ日記でお会いしましょう^^b