バージョン1をクリアしてから約1年、今ようやく「サポ無しソロ」の条件、すなわち「パーティプレイ禁止、サポート仲間禁止、ボス戦は仲間モンスターも禁止」という縛りでバージョン2.0をクリアすることができた。
初戦で見事勝利を収めたものの、2戦目以降は2人がかりでも苦戦するボスであり、最終戦に至っては自分のHPが14/488と土俵際に追い込まれるシーンがあったり、闇の衣をまとった魔勇者の連撃でアンルシアが死亡したりなど、ほとんど薄氷を踏む思いの勝利であった。
まずは先日倒した前座の魔創兵軍団の最後、魔創兵長バスラー。
パラディンLv91で、攻撃力394、守備力729。ラリホーマが危険な敵なので、眠りガード100%がついた魔法の鎧下を装備して挑む。その甲斐あってか、守備力は少々減ったものの、最後までラリホーマは唱えてこなかった。
こちらからは魔結界、スカラ、心頭滅却を欠かさないようにしながらひたすら攻撃していく。
討伐タイムは19分27秒68。
そして今日決戦を迎えたのだが、下準備として、次のことを行った。
・大地の土竜玉をビーナスの涙に変更(雷ダメージ20%軽減)
・Lv85のハンマー装備、魔炎のおおづちを購入(魔勇者アンルシアは炎属性が弱点であるため)
・念を入れて復活場所をこの場所にセットし、Gはほぼ0にしておく
その結果、対決時のパラメータはパラディンLv91で攻撃力436、守備力717となった。
いざ創世の渦に乗り込む…のだが、その直前にいるトロルキングに2回捕まってしまい、応戦を余儀なくされた。2回目に至っては目の前にシンボルが現れて逃げる間もなくエンカウント。不意を突かれてしまったが、幸い開幕で痛恨の一撃はなかったので耐えることができた。
いよいよ決戦のとき。魔勇者アンルシア戦は3戦あり、途中で負けると1戦目からやり直しとなる。
1戦目はタイマンだったが、通常攻撃以外にジゴデインしか放ってこないので、魔結界とスカラで守備を固めてひたすらMPブレイク。暴走したジゴデインといえども受けるダメージは50に満たない。MPがカラになったのを確認してからひたすら通常攻撃を繰り返すだけで難なく撃破。
討伐タイム9分48秒68。
続いて2戦目。ここからアンルシアとの共闘となる。
敵は2回攻撃するようになり、スカラ無しでアンルシアは140程度のダメージを受けるので、スカラを2回唱えて受けるダメージを70程度に抑えさせる。
自分は回復と守備固めを重視し、時々MPブレイクやシールドブレイクなどで攻撃する。しかし困ったことに、アンルシアはギガデイン(250ダメージ、消費MP20)を放ちまくってすぐにMPが空になってしまうわ、敵がいてつく波動を頻繁に放つわと、道具によるサポートやバフのかけ直しに忙殺されることが多かった。
何度か窮地に立たされるも、最後はアンルシアの攻撃が決まって2戦目に勝利。
そして最後の3戦目。闇の衣をまとった魔勇者はまともにダメージを与えられず、受けるダメージも2.5倍と大幅増。しかし、アンルシアが勇者の光を放つと闇の衣が剥がれ、行動を封じると共に与えるダメージが何と4倍となる。
闇の衣を剥がすまでアンルシアを守るのがカギだが、こちらの受けるダメージも半端なく、最初に触れた通りジゴデインで310ものダメージを受け、残りHPがごくわずかまで追い込まれる場面があったり、創世の魔力から逃げ遅れて300ダメージを食らったりすることもあった。そのため、勇者の光で行動を封じている間、回復に追われることも多かった。
相変わらずいてつく波動もしつこく、はり直しに大わらわだった中、アンルシアが250ダメージの連撃2発を食らって倒される場面もあったりして、相当苦戦させられるボスだった。
攻撃のチャンスはかなり限られていたが、勇者の光で行動を封じている間はこちらからの攻撃がシールドブレイク一発で何と800~1000もの大ダメージ。これで一気にHPを削ることができた。
最後は写真にある通り、自分がアンルシアにスカラを唱えたところでとどめの一撃が決まり、魔勇者を撃破。討伐タイム16分51秒38。
雷ダメージを軽減するビーナスの涙を装備していなかったら死んでいたところだったことを考えると、まさに運も味方したギリギリの勝利であった。
これでようやく真のレンダーシアへと物語が進んだのである。