レオナルドの冒険日誌

蒼天のソウラ二次創作「超駆動戦隊ドルブレイブ劇場版　黄金の意志」その27

左右から自爆が近いことを示す光を放ち、首をぐるぐると回転させながら迫りくるグレネーどりの群れを、光の明滅の間隔から優先順位をつけ、次々と処理して...

蒼天のソウラ二次創作「超駆動戦隊ドルブレイブ劇場版　黄金の意志」その26

「いいか？嘘はつくなよ？」 首が折れんばかりにコクコクと頷くハクト。 「まず。お前、俺と同じ機械兵士、SBシリーズと関わりがあるな？」 名称まで...

蒼天のソウラ二次創作「超駆動戦隊ドルブレイブ劇場版　黄金の意志」その25

ごましおたちを乗せた大地の箱舟はカミハルムイを抜け、一路レンドアへ向かう海上の線路へ。 漂う潮風と箱舟を見送るカモメの姿が、ハクトをひどく詩的な...

蒼天のソウラ二次創作「超駆動戦隊ドルブレイブ劇場版　黄金の意志」その24

「ほら」 ぶっきらぼうに突き返されたアイスを受け取り、スプーンをそっと近づけると、魔法のようにカチカチだったアイスに沈み込む。 「…うわぁ！凄い...

蒼天のソウラ二次創作「超駆動戦隊ドルブレイブ劇場版　黄金の意志」その23

「あてんそん、ぷりぃ～ず！」 微笑ましい滑舌で、一日車掌ごましおによる開会の挨拶はスタートした。 勿論、大勢の前に出ることに対して免疫などなかっ...

蒼天のソウラ二次創作「超駆動戦隊ドルブレイブ劇場版　黄金の意志」その22

「…よし」 ベッドには枕を並べて人型をつくり布団を被せて存在を偽装し、予備の枕カバーを泥棒被りして目立つ赤髪を隠すという、今日日、アカデミー初等...

蒼天のソウラ二次創作「超駆動戦隊ドルブレイブ劇場版　黄金の意志」その21

「………」 ８月１３日早朝。 アズランを始発駅とする大地の箱舟の屋根の上に、２８号の姿があった。 発車時刻まであと一時間ほど。 ホームではプク...

蒼天のソウラ二次創作「超駆動戦隊ドルブレイブ劇場版　黄金の意志」その20

しかしいつまで経っても、その身体が刺し貫かれることはなかった。 「間…一髪…だ…な…」 聞き覚えのある苦しそうな声に、２８号は再び目を開く。 ...

蒼天のソウラ二次創作「超駆動戦隊ドルブレイブ劇場版　黄金の意志」その19

「………ケラウノス。俺は、なぜ負けた？」 ケラウノスとともに山奥に取り残されたフタバ。 降りしきる雨が、熱と頭を存分に冷やしていく。 「彼我の...

蒼天のソウラ二次創作「超駆動戦隊ドルブレイブ劇場版　黄金の意志」その18

「…ケラウノス！リミッターを解除するぞ！！」 「申請を承認。リミッター解除による活動限界時間は５秒である。注意されたし」 アカックブレイブがその...

蒼天のソウラ二次創作「超駆動戦隊ドルブレイブ劇場版　黄金の意志」その17

「ケルビン！フタバに何をした！？」 「愚かにも慕う相手が何者か。その目を醒まさせただけだ。身に覚えはあるだろう？」 「それは…」 ゴルドブレイブ...

蒼天のソウラ二次創作「超駆動戦隊ドルブレイブ劇場版　黄金の意志」その16

「カミハルムイの人々よ！！！大変申し訳無いが！！！今からまかり通らせて頂く！！！！！！」 カミハルムイの南口から、北口までを貫かんばかりにセ～ク...

蒼天のソウラ二次創作「超駆動戦隊ドルブレイブ劇場版　黄金の意志」その15

冷たいココアを二口、三口。 そこでようやく、フタバは竹編みの籠に入れられたもう一品に気がついた。 「…これは？」 「トーストというものだ。バタ...

蒼天のソウラ二次創作「超駆動戦隊ドルブレイブ劇場版　黄金の意志」その14

その日。 いよいよ間近に迫った大地の箱舟船内での特別公演に向けて、一座はカミハルムイの劇場テントや仮住居の撤収で朝からてんやわんや。 すっか...

蒼天のソウラ二次創作「超駆動戦隊ドルブレイブ劇場版　黄金の意志」その13

「この扉の向こうが、目玉の一つ、劇場車両でございます。一度の公演につき５組１０名様限定となりますが、間近で迫力ある演目をご覧いただけます」 「そ...