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紅蓮の羅刹王

マユラ

[マユラ]

キャラID
: HF944-321
種 族
: オーガ
性 別
: 女
職 業
: 武闘家
レベル
: 140

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マユラの冒険日誌

2026-04-07 18:57:51.0 テーマ:その他

ウェナの碧い海と蒼穹の執事

11 無法者の挽歌③

「ま、ま、待ってくれ! 機甲戦団ガイデスって言えばよ、俺たち無法者の中ではダークヒーローみてえなもんでさ、憧れるあまりついつい調子に乗っちまって……すまねえ! 本当にすまねえ!」
 手を合わせて土下座をする姿からは、もはや戦意は感じられない。セバスは金縁眼鏡の位置を直しながら、
「……では、降参ということでよろしいですか?」
「あ、ああ、降参する! 何だったら俺の一張羅であるこのパンツも、薪の代わりに燃やしてくれて構わねえ!」
「いえ、それは謹んでお断りさせていただきます」
 ここでゴーリキの降参を聞き遂げた立会人が、
「――勝者、セバス!」
 と、高らかにセバスの勝利を宣言する。開始前はゴーリキ優勢とされていたことから、大半の観客の賭け札が雪のように宙を舞う結果となった。一方でそれなりの古株である常連の中には、セバスの出自に薄々感づいていた者も一定数おり、今回のスペシャルマッチは明暗がくっきりと分かれる形で幕を閉じた。
「お疲れ様、セバスちゃん! 今の手持ちをセバスちゃんに全ツッパしたもんだから、もう笑いが止まんなくってさ〜! ちょっとこれ、そこの預かり所に預けてくるわね! オホホホホ!」
 リング外で待っていたホクホク顔のエリミリアが、先程払い戻されたゴールドではち切れんばかりの大袋を鼻歌交じりで持ち運ぼうとする。そのふらふらと危なっかしい姿に苦笑しながらも、護衛がてらそれを手伝うセバスなのであった……。

 一方、こちらは物理的なダメージでふらふらと控え室へ戻ったゴーリキ。黒星をつけられ、連勝記録も途絶えてしまった彼だが、今はとにかく命拾いしたことに安堵していた。備え付けのベッドで横になり、今更ながら自身の幸運を噛み締める。
(まさか当時の戦団幹部、蒼翼のセバスに因縁をつけてしまうたぁ、我ながら馬鹿をやったもんだぜ……これからはしょーもねえハッタリはかまさず、きっちり男を磨いて強くならねえとな)
 猛省する彼がベッドで目を閉じた時、不意に枕元に人の気配を感じて飛び起きる。――そこに立っていたのは白いファーをあしらった黒いコートを羽織り、その上から深海のような冷たさをまとった鋭い目のウェディであった。
「な、何だてめえは……」
 突然の来訪者に驚くゴーリキだが、そこから先の言葉が続かない。先程のセバスに感じたものよりも強烈な戦慄が背筋を走り、彼は再び危機が迫っていることを本能的に感じ取っていた。
「戦団を騙って無様に負けた奴が、どんな面をしているのか見てみたくなってな。もっとも、その覆面じゃあ然程の意味もないか」
 そう言って粗末な椅子に腰掛け、足を組むウェディの男。無造作に上げられたワイルドな銀髪は、そのまま彼の毛先のように尖った性質を象徴しているかのように見える。そして何より刃物のように鋭い殺気が容赦なく全身に刺さることから、ゴーリキは決して逆らわずにいることを固く決意するのであった。
「へへへ……旦那、さぞ名のある方とお見受けしますが、俺なんかに一体何のご用で……?」
「俺たちの名を利用するのなら、もう少し見識を広めておくことを勧めるぜ。俺の名はゼーエン、セバス先輩の後任幹部ってところだ」
 現役の三幹部の一人までもが目の前に現れ、今日ほどゴーリキが戦団の名を騙ってきたことを後悔した日はなかった。慌ててセバスの時と同様に釈明しようとするも、
「そう慌てるな、今のところは命まで奪うつもりはない。俺もこの闘技場では久々でな、お前のような手下がいれば何かと便利かと思ったんだが……蒼翼のセバスを忘れるようじゃ、大して当てになりそうにもないか」

〜11 無法者の挽歌④へ続く〜
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